大森インプラントクリニック松元教貢歯科医院腫れ痛みなく早く、骨不足でも骨ができて直ぐに歯が入る幸せのブログ

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インプラント臨床医が考えるエンドドンティクス根管治療、最後まで歯を大事にする臨床⑥

2007年10月03日 | Weblog
生物学的な治癒と言う概念は、これからの歯科の全ての治療に置いてキーと成るものです。

この概念の裁断の特徴は、必要最小限の介入だけにして最大効果を挙げる、生物としての人間が持つ治癒力を最大限活用しようと言う治療です。
簡単に言ってしまうと、治療結果を予測して、最小限の侵襲しか与えないようにしようと言う事です。

インプラントでも最近語られ出して来ているMISミニマムインバッシブサージェリー、MI、21世紀に成って更に語られ出している概念と、基本が同じなのです。
しかし、残念ながらこの具体的な内容では、世界的に統一見解が得られていません。

特に根管治療でもそうなんですが、インプラント治療においてそうです。
失礼ながらDR本人が知らなさ過ぎると言うのが、私の個人的な見解です。
DRは自分をMIを実践していると言う。
しかし、それはMIではない、と言う現実が殆どであるといわなければいけない所が、辛い所です。

インプラントオペ後の表現でも、痛み腫れがないと言ってても、その程度が相当に差があり、私のインプラントオペ後は全くと言っても良いほど、腫れないし痛みません。
が、他のDR達も平気で腫れないし痛まないと言っています。
中には沈静法を紹介している勘違いDRまで出る始末です。

横にずれますが、沈静法に関して言えば、オペ中は麻酔が効いているのだから、相当に必要な方は少ない事、又逆に鎮静効果が切れた時に、人によってはこんな筈じゃなかったという辛い痛みや腫れを経験する方が結構いると言う事実を知って欲しいと思います。
大事なのはオペの翌日で、その時に本当に何ともないかどうかが重要、と一言述べておきます。

さて根管治療ですが、DRの関心の中心は根管形成とか根充とかの手技の面です。
しかし、実はこれよりも重要な事が有ります。

それは根管洗浄です。
根管は非常に細い先細りのトンネルのようなものと考えて下さい。
それも根の先に行くほど細くなっています。

と言う事は、先端までを綺麗に洗浄して悪いものを取り除く事が困難であるという、実に簡単な事実を知って欲しいのです。
一般的に2種類の洗浄液等で洗い流す事が為されている事と思いますが、これでは実は根の先までは綺麗に洗浄は出来ません。

余程の短い根なら出来るかもしれませんが、10mm以上あればまず無理です。
所が、これが案外重要視されておらず、簡単にしか為されていません。
そのくせ根管形成(バーティカルとかです)、根管充填とかに関心が言ってしまっていて、その前提である悪いものがキチンと取り除かれていますか?が中途半端なのです。

医療の基本は全て一緒です。
病気の元になっている悪いものを取り除き、後は体が治してくれる事を待つ。
我々DRが治しているのではなく、その患者さんの体が治しているのです。

どんな場合も同じです。
虫歯でも病巣=感染している所を取りきり、後は置換するもので補う。
脳内腫瘍でも病巣を取り除き、後は治るのを待つ。

それが外科的な治療で、歯科の殆どの手技が外科と言われる所以です。
但し、歯科は置換するもので補う為に、それが治療の本分と勘違いされている面が強いのです。
これは、大変に重要な概念なので、皆さんにチャンと知っていて頂きたい概念です。

幾ら綺麗に根管形成しても、根管充填しても洗浄、悪いものが取り除き切られていなければ意味がないのです。
根管治療の大きな基本は、洗浄。
これを繰り返して強調して置きます。

では私がどうしているかですが、簡単です。
根管長をしっかり計って、超音波の根管洗浄用具を用いて洗浄していれば充分です。
具体的には、エナックとかジロソニックとかを用いて、しつこい位洗浄しています。
それだけです。

簡単な事なのですが、案外キチンと為されていません。
こう言う事をもチャンと理解して、実践出来ている臨床医がインプラント治療においても、医学の基本的な概念である生物学的治癒を実践出来るのである、インプラントの実力は従来の歯科治療からも推し量れると言うことを明言して置きます。
逆に言うと、インプラント馬鹿ではいけないと喚起して置きましょう。

*参照:http://www.km-implantcenter-matsumotoshika.com/
何度も公言しているが、有志にはオペ見を幾らでもして頂いている。
是非お越し頂きたい。
全ては患者さんの為、1発全治をお見せしよう。

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