農業じゆう人

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八王子の花街が復活?

2015年09月18日 12時36分15秒 | 地域
  「八王子」というと何を思いますか? 東京の西の外れ?文教の街!東京のベットタウン・・?
  最近では、ミシュランが選ぶ「日本の3つ星 観光地20選」に選ばれた「高尾山」でしょうか
   (都心から近くきれいな景勝が見られるといってごった返しているんだとか?)
  歌や音楽のお好きな方なら“ユーミンさん”の実家(呉服屋さん)がある地だとか?
  いや、あの“北島三郎さん”のお住い(豪邸)があるところ!なぁ~んてと様々のようです

  しかし意外なのが、八王子には今でも多摩地区では唯一、芸者さんが活躍する花街があること
  それも驚くことに芸者の数も一時の衰退期よりも多くなっているんだそうです。
  これどのような経路から八王子に花街が生まれ、現在また復活しつつあるというのはなに?
  そういえば、この秋(12月初め)NHKが東京八王子市を舞台にした「東京ウエスト物語」という
   テレビドラマを放映するんだそうです。 その題材として大きく扱われるのが「八王子芸者」
   その芸者役を演じるのが、女優“羽田美智子さん”なんだそうです。
  花街に決まった定義なるものはないそうですが、地理学者の“加藤政洋氏”は、ご自身の著書
   「花街ー異空間の都市史」で、待合・置き屋・料理屋の3者(三業)が営業する地区が多い!
   花街と位置づけている。  場所を提供する貸席の待合に客が出向き、待合の女将が置き屋から
   芸者を呼び、料理屋から料理を取るいう図式で、花街は別名「三業地」とも呼ばれる。
     
      市内の主な位置図(中町の位置)        詳しい中町の花街図

    上の図にあるような、八王子市中心部の中町に残る花街は、いつ始まったのか?
    断定できる史料はないそうだが、明治から主産業として栄えた織物業の歴史と重なるとか?
    機屋(はたや)が織物の買い付けに全国から訪れる問屋商人をもてなす場に使われた・・?
     これが起こりではないかといわれているそうです。
    八王子の花街が繁栄のピークに達したのは戦後なんだそうだ!
   「中町史」によると、1952年(昭和7年)には、料亭が45軒・芸者さんが215人に上った
    その頃の八王子の織物業界は「ガチャマン(織機をガチャンと動かす度に退勤がもたらされたという意味)」と
     呼ばれる黄金時代があった。 (愛知県一宮市でもそんな時期があったと聞いたことがある)
    だが、昭和30年代後半からの織物業は衰退に伴い、芸者の数は97年には14人までに減少した
   
   だが近年、再び息を吹き返しつつあるそうです
    救世主として多くの関係者が一目置くのが、置き屋「ゆき乃恵」を経営する恵さん
    踊りや三味線など芸事がしっかりできる芸者になりたいとOLからこの世界へ
    2011年の独立前に作った芸者募集のポスターが芸事に憧れる若い一般女性の心を得た
    現在ではホームページを見て門を叩く20代の女性が増えているそうです

   先日、テレビでも紹介されていたが、八王子芸者の数は現在20人。置き屋も7軒に増えた
   “稽古に熱心な若い芸者が多い”と客の評判も大変良いそうです。
    以前、近くの御岳山を訪れる外国人へ芸の披露をして大喝采を浴びたとか
    来年には都心でも珍しい「半玉」と呼ぶ年少の芸者見習いのお座敷デビューもあるとか
    少しずつではあるが、再び花街の復活が静かに広がってきているようです・・!

    八王子芸者は地域にも積極的に顔を向けているそうで・・
     毎年8月の「八王子まつり」への参加は今は恒例行事となっているそうです
     昨年3月には、新橋の「東をどり」と同じ晴れ舞台で「八王子をどり」を初めて開催
     観劇した多くの市民の皆さんから魅了したそうです・・!

    “花街は八王子にとって大切な文化遺産”  
      経済界などが結成した「八王子黒塀に親しむ会」では全面的な支援を約束したそうだ 

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