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部屋着の選び方

2024年04月12日 12時37分18秒 | 雑学
  物価高の昨今、暖房代を節約したいが、過度に重ね着すると肩こりなどにもつながる。
  暖かく快適な部屋着は、何を基準に選べばよいのだろうか。 また、これから少しず
  つ暖かくなってきたとき、どうやって温度調節すればよいか。

  横浜国立大の”薩本教授(被服学)”は、「空気を上手にまとうことで保温性を高められ
   る」と話す。 空気の熱伝導率は金属や水よりはるかに低く、空気を多く含む服ほ
   ど保温性が高い。 どれだけ対流を起こさずに「静止空気」を保持できるかも影響
   する。 熱い風呂に入りジッとしていると、皮膚の表面に空気の層ができて耐えら
   れるが、お湯をかき回すと空気の層がなくなり熱く感じるのと同じ原理です。
  着衣の構成も重要。基本は内側から下着、シャツ、セーターの順に、外側ほどゆった
   りしたものを着て、体温で暖められた空気の層を作る。薩本教授の実験では、肌着
   は1枚の場合も3枚重ねた場合もコート内の温度に大きな差はなかった。 
 「部屋でリラックスしたいなら下着を重
 ねるより、空気の層を作れるような重ね
 着を心がけて」と話す。 その上で、部
 屋着を選ぶ際は、①暖かさ➁肌触りの良
 さ➂動きやすさの3要素をもとに考える。
 暖かさは、セーターやフリースなら静止
 空気を多く含めため、保温性が高い。
  ウール素材を選べばより保温性が高いが、クリーニングなどの手入れが必要になる。
   その点、綿やアクリルだと自宅で洗えて便利だ。
  肌触りは、綿などの短い繊維を紡績して糸にした場合、毛羽があり、ふんわり温かい。
   蚕の繭から作る絹などの長い繊維はつるんとした肌触りで、好みに応じて選ぶ。
  動きやすさは、セーターなどの編み物なら、シャツなどの織物よりも伸縮性が高くて
   動きやすい。

  これから「三寒四温」の時期を迎える。 薩本教授は「季節が進めば薄めの服に替え
   ればよいが、気温の変化が大きい間は難しい」として、部屋の中でも上着の脱ぎ着
   で調整することを勧める。 フリース素材のカーディガンを愛用しているという。

  冬の場合、部屋着で静止していれば快適な室温は24度だが、掃除して代謝が上がれ
   ば14度まで下がるという。 薩本教授は「暖かい素材を選んで上手に着れば、快
   適に生活できる上、地球環境にも優しい」と話してます。

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