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2021年01月29日 12時30分40秒 | 世間
  人間国宝だった先代の“柳家小さん師匠”に、愉快なエピソードがある。
  連絡がつきやすいようにと、弟子が携帯電話を持たせることにした。
  立ち寄ったお店で電話を初めて受けた小さん師匠は不思議そうに、
  こう尋ねたという。「オレがここにいるって、よく分かったな」と。

  どこにいる相手とでも話ができる。  改めて思えば、何と便利な
   道具であることか・・。 さらにスマホの登場で、便利さは桁外
   れに高まったことか。 コロナ禍で浮き彫りになったデジタル化
   の遅れを抜け出すため、役割が期待されるのは当然の流れだろう。
   接触確認アプリ「COCOA」だって、そもそもスマホがなけれ
   ば始まらない。

  だが個人の保有率はまだ7割に満たないという。 持たない人の中
   には、私のように高齢者や生活に困っている人が多いように思う。
   この先、ワクチンの接種や給付金手続きといった仕組みがスマホ
   を持っている前提で話が進むと、立場の弱い人の立場はますます
   弱くなっていくのではないだろうか。 政府や自治体には、デジ
   タル格差の拡大につながらない制度設計をお願いしたいものだ。
   (今はなにかというとホームページに掲載してありますとか手続きはホームページ
     かスマホで・・と軽々しく言う。では持たない人はどうすればよいのかをもう少
     し考えてほしいものだ)


  落語家は握った扇子を耳に当てることで、電話で話す様子を表して
   きている。 最近では畳んだ手ぬぐいをスマホに見立て、その上
   で指を滑らす演出も見かける。 客席の笑いを誘うのは、演者が
   操作や機能に戸惑いを見せる場面が多いようだ。
  スマホが命を守る新たなインフラに進化した時、高座の風景もまた
   変わるのではのではないでしょうか・・。

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