冷蔵庫や掃除機など家電が故障した時に修理対応などをしてもらえる保証。 だがその期間は製品に
よってまちまちだ。 いつまでなら修理してもらえるのか、探ってみました。
使っている家電が故障したとき、メーカーや購入した店舗に問い合わせすると「保証書はお持ちで.
すか」などと聞かれることが多い。 保証の期間内なら、保証を適用して修理などの対応を受け
られる場合があるからです。
家電の保証には「メーカー保証」と「延長保証」の大きく2種類がある。 メーカー保証はほとん
どの家電に付けられており、事故や修復、改造などがなければ、期間内なら故障時にメーカーが
無償で本体の修理に応じてくれる。 保証期間は購入日から1年程度が多いが、メーカーによっ
ては2年や3年、5年の保証を付けている場合もある。 パナソニックの担当者は「購入直後に
動かないといった初期不良に対し、メーカーが責任を持つ無料修理期間と考えている」と説明。
一方、延長保証は販売店がメーカー保証に上乗せする形で独自に付ける保証。 メーカー保証が1
年なら2年目以降の一定年数を保証する。 最近は5年、10年といった長期保証を用意する販
売店が多い。 この延長保証は販売店によって様々な種類がある。 保証対象の製品は各社異な
る。 無料で加入できるものや有料加入のもの、購入時に付与されるポイントを一部返還して加
入できるものもある。 保証回数制限の有無なども異なる。 例えばヤマダデンキの無料長期保
証は、同社指定10種類の製品なら加入料なしで、メーカー保証の1年を含め購入から4,6,
11年間保証する。 メーカー保証後の2~3年間は技術料や部品代、出張料が無料で、4年目
以降は技術料のみ無料で修理してもらえる。 ビックカメラもメーカー保証の延長として、98
00円以上の製品なら、商品金額のポイント5%を加入料に充てることで購入から2年目以降の
保証が無料で受けられる。 10万円以上の冷蔵庫、エアコンは最長10年まで、購入金額の3
0%を上限に修理代または代替品購入費を同社が負担する。 延長保証の期間の根拠について販
売店側は「製品ごとに耐用年数や部品調達可能期間などを想定して設定している」(ビックカメラ)
などと説明する。
メーカー保証でも延長保証でも、期間内にもかかわらず保証対象外となる場合がある。 消耗品・
摩耗品が原因の故障や、誤使用、加工・改造による故障、自然災害による損害などです。 家電
購入時にはこうした保証対象外となるケースも確認したい。
部品の保有期限が既に終了しているケースにも注意が必要。 都内に住む会社員の男性(54)は10
年前に購入した洗濯機が故障したため、メーカーに修理を依頼した。 しかし「部品がないので
対応できない」と断られてしまった。 実は家電の部品の保有期間は法的な定めがなく、メーカ
ーは自主基準で保有している。 各社は個々の製品の交換用部品の保有期間は公表していない。
だが、調べてみると、一部の家電製品は、製造業表示規約(公正競争規約)の施行規則で、修理用の
部品についてメーカーが最低限保有しなければならない期間が示されていることが分かった。
対象家電は34あり、製造打ち切り後も「補修用性能部品」を保有しなければならない機関とし
て、冷蔵庫やエアコンが9年、カラーテレビや電子レンジは8年、洗濯機や炊飯器は6年などと
している。
ルールを適用する全国家庭電気製品公正取引協議会によると、部品の保有期間を定めたのは約50
年前の1974年4月に旧通商産業省が局長名で通知した文書。 これまで一度も改正されたこ
とはない。 同協議会の担当者に聞いてみると「製品ごとの部品保有期間について詳細な設定根
拠は分からない」そうだ。
販売店による延長保証の中にはメーカーによる部品保有期間より長い保証期間の設定もある。 販
売店側は「経験上、メーカーは規約上の期間より長く部品を保有したり共通・代替部品を提供し
たりする例も多く、可能な限り部品調達して対応している」(ヤマダホールディングス)という。
メーカー保証の期間を超える延長保証について、大手家電メーカーの広報担当は「少なくとも冷蔵
庫やエアコンなどの大型家電については、修理の際には技術者が出張訪問が必要になるため、出
張料をカバーしている延長保証を付けておくことが賢明ではないでしょうか」と話している。
この記事を読んで私も家電ではありませんがポケットデジカメが壊れてしまいメーカーに聞いたら
”もうすでに部品がないため申し訳ないが修理には応じられない”とのことでしたが、近くのカメ
ラ店に確認しに行ってみようと思いつきました。
よってまちまちだ。 いつまでなら修理してもらえるのか、探ってみました。
使っている家電が故障したとき、メーカーや購入した店舗に問い合わせすると「保証書はお持ちで.
すか」などと聞かれることが多い。 保証の期間内なら、保証を適用して修理などの対応を受け
られる場合があるからです。
家電の保証には「メーカー保証」と「延長保証」の大きく2種類がある。 メーカー保証はほとん
どの家電に付けられており、事故や修復、改造などがなければ、期間内なら故障時にメーカーが
無償で本体の修理に応じてくれる。 保証期間は購入日から1年程度が多いが、メーカーによっ
ては2年や3年、5年の保証を付けている場合もある。 パナソニックの担当者は「購入直後に
動かないといった初期不良に対し、メーカーが責任を持つ無料修理期間と考えている」と説明。
一方、延長保証は販売店がメーカー保証に上乗せする形で独自に付ける保証。 メーカー保証が1
年なら2年目以降の一定年数を保証する。 最近は5年、10年といった長期保証を用意する販
売店が多い。 この延長保証は販売店によって様々な種類がある。 保証対象の製品は各社異な
る。 無料で加入できるものや有料加入のもの、購入時に付与されるポイントを一部返還して加
入できるものもある。 保証回数制限の有無なども異なる。 例えばヤマダデンキの無料長期保
証は、同社指定10種類の製品なら加入料なしで、メーカー保証の1年を含め購入から4,6,
11年間保証する。 メーカー保証後の2~3年間は技術料や部品代、出張料が無料で、4年目
以降は技術料のみ無料で修理してもらえる。 ビックカメラもメーカー保証の延長として、98
00円以上の製品なら、商品金額のポイント5%を加入料に充てることで購入から2年目以降の
保証が無料で受けられる。 10万円以上の冷蔵庫、エアコンは最長10年まで、購入金額の3
0%を上限に修理代または代替品購入費を同社が負担する。 延長保証の期間の根拠について販
売店側は「製品ごとに耐用年数や部品調達可能期間などを想定して設定している」(ビックカメラ)
などと説明する。
メーカー保証でも延長保証でも、期間内にもかかわらず保証対象外となる場合がある。 消耗品・
摩耗品が原因の故障や、誤使用、加工・改造による故障、自然災害による損害などです。 家電
購入時にはこうした保証対象外となるケースも確認したい。
部品の保有期限が既に終了しているケースにも注意が必要。 都内に住む会社員の男性(54)は10
年前に購入した洗濯機が故障したため、メーカーに修理を依頼した。 しかし「部品がないので
対応できない」と断られてしまった。 実は家電の部品の保有期間は法的な定めがなく、メーカ
ーは自主基準で保有している。 各社は個々の製品の交換用部品の保有期間は公表していない。
だが、調べてみると、一部の家電製品は、製造業表示規約(公正競争規約)の施行規則で、修理用の
部品についてメーカーが最低限保有しなければならない期間が示されていることが分かった。
対象家電は34あり、製造打ち切り後も「補修用性能部品」を保有しなければならない機関とし
て、冷蔵庫やエアコンが9年、カラーテレビや電子レンジは8年、洗濯機や炊飯器は6年などと
している。
ルールを適用する全国家庭電気製品公正取引協議会によると、部品の保有期間を定めたのは約50
年前の1974年4月に旧通商産業省が局長名で通知した文書。 これまで一度も改正されたこ
とはない。 同協議会の担当者に聞いてみると「製品ごとの部品保有期間について詳細な設定根
拠は分からない」そうだ。
販売店による延長保証の中にはメーカーによる部品保有期間より長い保証期間の設定もある。 販
売店側は「経験上、メーカーは規約上の期間より長く部品を保有したり共通・代替部品を提供し
たりする例も多く、可能な限り部品調達して対応している」(ヤマダホールディングス)という。
メーカー保証の期間を超える延長保証について、大手家電メーカーの広報担当は「少なくとも冷蔵
庫やエアコンなどの大型家電については、修理の際には技術者が出張訪問が必要になるため、出
張料をカバーしている延長保証を付けておくことが賢明ではないでしょうか」と話している。
この記事を読んで私も家電ではありませんがポケットデジカメが壊れてしまいメーカーに聞いたら
”もうすでに部品がないため申し訳ないが修理には応じられない”とのことでしたが、近くのカメ
ラ店に確認しに行ってみようと思いつきました。