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日本人の誕生日 9月が多い

2023年03月18日 12時49分57秒 | 雑学
  早生まれか遅生まれか。 学校で友達に祝ってもらえる誕生月か。 もしくは好きな人との相性占いまで。
  誕生日は日々の生活を左右する要素の一つだ。 日本人に多い誕生日ははたしていつなのか?

  厚生労働省「人口動態統計」で、1995年から2021年までの月別・日別の出生数を調べてみた。
  月ごとにこの27年分を合計すると少ない月の217万人台から多い月の251万人台まで幅があった。
  各月の日数の違い(28~31日)をならすため月の日数で割って1日平均を出すと、出生が最多なのは
   9月。 27年間の累計で1日平均8万2593人が生まれている。 以下、7、8、10月と続く。 
   最少は3月で同7万5815人。
      
  366日のうち出生が最も多い誕生日は9月25日。 27年分で累計9万611人いる。 次いでは
   12月25日(9万155人)、5月1日(8万8469人)、9月26日(8万8331人)の順。
   15位までに9月後半の日が6つ入った。
  一方、少ないのは2月29日。 4年に一度しかないため別格で1万6979人。 続いて1月1日だ
   (5万4194人)、同2日(5万4777人)、12月31日(5万7164人)と年末年始に集
   中している。 1日ずれると学年が違ってしまう年度替わりの時期はどうだろうか。 4月2日生ま
   れは8万4291人で19番目に多い。 一方、早生まれの最終日の4月1日は6万2657人。 
   少ない方から14番目だった。
  とはいえ、2月29日や4月1日生まれが少ないのは曜日が影響した可能性も捨て切れない。 実際、
   曜日別の出生数では日曜日が最少です。 そこで4月1日と2日について日曜日に当たった日数を調
   べた。 しかしその結果は、いずれも期間中4回で同じだった。 検証した27年間にうるう年は7
   回。 うち2月29日が日曜日だったのは2004年の1回だけ。 この年に限らず、29日が平日
   だった年でも、前後の日の出生数には遠く呼ばない。 つまりうるう年の2月29日には、理屈では
   説明しにくい出生数の落ち込みが見られることになる。 これって、なぜなんでしょうか?
   ●埼玉医科大学専任講師の”高橋さん”らが2014年にまとめた「日別出生数から見た社会的要因によ
   る出生日選好傾向の現状」が参考になる。 この論文は1981年~2010年の出生数を分析。 
   曜日による変動などを加味しても、年末年始や2月29日、4月1日などの出生数が少ないことを示
   した。 結論は「何らかの形で出生日が操作されていた」。
   操作の方法として「1990年代中ごろまでは、特に2月29日と4月1日に関しては、診療所や助
   産所で早生まれの出生日を遅生まれと偽って届け出をした」と考察。 このころの4月2日の出生数
   を時間別に調べると未明の出生数が不自然に多かったことも、そう考えた理由だという。
  
  95年に出生証明書の書式が変わり、医学的・客観的事実の記入が喚起されたため、届け時のこうした
   操作は減ったとみている。 ただ、それ以降も両日の出生数は少ない。 「計画分娩で複数の日にち
   が候補になった場合、出産日としての2月29日や4月1日を避ける傾向があるのでは」(高橋講師)
   実際、無痛分娩などで行われる計画分娩や、逆子や双子、子宮筋腫などで母子に危険が及ぶ可能性
   がある場合に行われる選択的帝王切開では、出産日を選べることが多い。
  山王病院(東京・港)では初産だと妊娠40週前後、初産以外は37~38週の1~2週間ほどの日程か
   ら、日曜日を除き、医師と相談して出産日を決める。 「候補日が年度をまたぐ場合は年度の初めを
   選ぶ人が圧倒的に多い。 2月29日も避けられる傾向がある」と病院長の“藤井先生”は話している。
   計画分娩では約8割が事前に決めた日に出産できるという。 ただ、計画分娩でもお産の進行が遅か
   ったり、自然にお産が始まって予定より早く生まれたるする場合など、日程がずれる場合もある。

  日別の出生数に差がつくほど計画分娩は多いのか。 厚労省「医療施設(静態・動態)調査・病院報告の
   概況」(2020年)によると分娩件数のうち帝王切開は20年に21.6%で、08年から3.2%増。
   初めて調査した無痛分娩も、全分娩の8.6%を占め、日本産婦人科医会公表の16年度の割合より
   増えている。 出産日を選べない緊急帝王切開などが含まれることを考えても、お産の約3割は自
   然分娩以外となる。 「特に都心部では無痛分娩を選ぶ人が増えている印象がある」と山王病院副
   院長の“中山さん”。 双子や逆子、帝王切開をした人の次の出産なども、リスク回避の観点から病
   院の判断で帝王切開になることが増えている。 こうして自然分娩が減れば今後さらに特定の日を
   避けるようになる可能性もありそう。 そのとき「誕生日」とは‥どんな意味を持つようになるの
   でしょうか‥‥‥‥。

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