農業じゆう人

     健康を第一に無農薬で
          安心・安全・新鮮な野菜作りに励んでいます!

地震の備え 日頃から

2024年08月09日 12時41分13秒 | 地域
 南海トラフ巨大地震が起きれば、最大で高さ34㍍の
 津波が予想される高知県土佐清水市の住民が備えの重
 要性を再認識している。1月の能登半島地震に加え、
 高知、愛媛両県で最大震度6弱を観測した地震から約
 1カ月半。相次ぐ地震の脅威に住民はこれまで取り組
 んできた避難訓練や備蓄などの対策の有効性を痛感し
 ている。 「危機感はあったけど、普段は地震がない
 ので、揺れが怖かった。 南海トラフだったらどうな
 るんだろう」。  土佐清水市の“谷岡さん”が語る。 
  4月17日の震度6弱は、現在の震度階級になって初めて。 同市は震度4だった。 谷岡さ
   んは深夜に発生した今回の地震直後の「津波が来る」と身構えた。 スピーカーの「津波の
   心配はありません」という通知に安心し、ひとり暮らしの高齢者の見回りに出た。 谷岡さ
   んは昨年11月、津波を想定した避難訓練でも近所の住民に「一緒に逃げよう」と声をかけ
   ている。

  土佐清水市は2012年、高知県黒潮町とともに全国で最も高い津波の想定が公表された。
   同市の民生委員児童委員協議会長の“平野さん”は、この間取り組んできた防災対策の有効性
   を感じている。  その一つが避難先となる高台に設置した防災倉庫だ。 食料などのほか、
   各戸が必要な物資を保管する。
  4月の地震発生時、平野さんは熟睡していた。 「もっと強い揺れなら慌ててしまい、荷物を
   持ち出せないだろう。 あらかじめ置いておくのは、やっぱりいい」。 地震後に早速、毛
   布を圧縮袋に入れて倉庫に持参した高齢者もいたという。 
  12年前の津波想定公表後、平野さんは住民から「助からない」という諦めの声を聴いた。 
   「逃げれば大丈夫だから」。 避難の重要性を説き、訓練の参加を増やした。
  しかし、高齢化が進み、かつては約300人が参加した地区の防災訓練は昨年、約80人に減
   った。 市によると、想定公表時の12年末、39.9%だった65歳以上の高齢化率は、今年
   4月末時点で51.8%に上った。 「自分も年を取り、助けが必要な側になった。 周囲の若
   い人が頼りだ」。 自宅が海から近い“大塚さん”は不安を隠せない。
  谷岡さんは能登半島地震も「人ごとではない」と受け止める。 かつて旅行で石川県輪島市を
   訪れた。 海と山に囲まれ、高齢者が多い土佐清水市は能登半島同様、救助の遅れが心配さ
   れる。 能登半島地震では家屋の倒壊が相次いだが、平野さんは昨年、「やらなければ」と
   思っていた自宅の耐震工事をした。
  「いつ南海トラフが起こるか、分からない。 (津波が)34㍍と言われたころよりだいぶ意識
   が薄れていたから、危機感を持たないと」。 大塚さんは自分に言い聞かせるように語った。
   おっしゃられる通りだと思います。 災害はいつなんどきやってくるか分かりませんから
    絶えず危機感を持っておられることは大事なことだと思います。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。