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免疫の働きを保つ

2020年06月17日 12時37分23秒 | 健康
  緊急事態宣言は解除されましたが2次感染など、まだまだ気になる新型コロナウイルス。
  「免疫力を高めるといい」といわれていましたが、そのコツなどはあるのでしょうか?
  「(あまり)病気をしない暮らし」の著者、大阪大の”仲野教授”に尋ねてみたら、まず
  「免疫力」という言葉は医学用語にはないないよと指摘された。 病原体から体を守
   る仕組みの「免疫系」はとても複雑で、その働きは一つの指標で測定できるもので
   はない。 免疫力が具体的に何を意味しているのか不明で「教授はその言葉を使わ
   ない。 記事でもできるだけ使うべきではない」と釘をさされた。

  身の回りに病気を起こす病原体がいても簡単には病気にならないのは、体に防御の仕
   組みが何重にも備わっているからだそうです。 たとえば、気道や腸の粘膜は物理
   的に病原体の侵入を防ぐだけでなく、病原体を殺す物質を含む液を出す。 唾液や
   涙、汗にもバリアーとしての役割があるという。
 バリアーを乗り越えて体内に病原体が侵入すると、さ
 まざまな種類の白血球が待ち構えている。 その一つ
 マクロファージは病原体を殺す物質を出したり、病原
 体や感染した細胞を食べたりする。 また、別の白血
 球であるリンパ球に「敵がきた」と警報を伝える働き
 もある。 これらは第一段階で働く「自然免疫」と呼
 ばれる。 第二段階の高度なシステムが「獲得免疫」
 だ。 過去に侵入してきた病原体を覚えていて、その
 病原体が再び入ってくると素早く排除する。
 こうした体を守る仕組みに注目してPRした商品も見
 かける。 商品の効果をうたうために、血液中の特定
 の免疫細胞を測って「増えた」と示している例も見ら
                 れる。 
  血液中の免疫細胞を調べるのは、血液以外から免疫細胞を採取するのは簡単ではない
   ためだが、免疫細胞がすべて血液中を循環しているのではない。 臓器の中で重要
   な役悪を果たしている細胞もいる。 また血液中の免疫細胞の数は、時間によって
   変化する。 測定が朝か夜かによっても変わるそうです。
  免疫細胞は協力して敵と戦っている。 大阪大の”宮坂教授(免疫学)”は「免疫系は多
   くの部品をもった機械のようなものだそうだ。 それぞれの部品(免疫細胞)を調べ
   ても機械全体の性能はかわらない」と指摘。 特定の食品などで免疫系の働きを上
   げる秘策はなく、働きが悪くならないように維持することが大切だという。
   免疫系の働きが悪くなる要因としてストレス、栄養や睡眠の不足が知られる。

  米カーネギーメロン大は、健康な人が普通のかぜのウイルスにさらされる実験を行い
   ストレスが少ないと感じている人は症状が出ない傾向があると報告したそうだ。
  ストレスがかかると、血液や体温が上がり、筋肉が緊張し、副腎皮膚ホルモン(ステロ
    イド)
が分泌される。 過剰に働くと、リンパ球の働きを抑えたり、睡眠障害を起こ
   したりする可能性があるとも・・。
  ストレスや不安を感じている人のために、米疾病対策センター(CDC)が勧めるのは
   栄養バランスのとれた食事、十分な睡眠、運動ですと。 友達や家族と連絡を取っ
   たり、リラックスして深呼吸したりするなど、自分にとって楽しいことをすること
   も必要だという。
  宮坂教授によると、免疫細胞は骨髄や胸腺で作られ、血管やリンパ管をいったりきた
   りする。 すみやかに流れるように、ウォーキングやストレッチなどでゆっくりと
   筋肉を動かしたり、お風呂などで体をあたためたりすることもお勧めという。
   食事もゆっくり食べ、一休みして散歩に行くとよいという。 禁煙し、お酒の飲み
   過ぎも気をつける。 当たり前のことばかりだが改めて自分の生活を振り返り見直
   してみませんか? 何を今さらと言わずに・・。

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