農業じゆう人

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進化する軽車両

2022年05月02日 12時33分20秒 | 世間
  今年のゴールデンウィークは、前半はやや天気が悪かったが、今日からの後半は好天気に
   恵まれるとの予報だ。 この時期になると皆さん行楽地や故郷へお出かけされる方が多
   いようだ。 私共は家庭菜園での作業をすることが恒例なので、ニュース等で高速道路
   の渋滞を見て大変だろうな~と思いつつ羨ましさも感じます。 遠方への移動手段とし
   ては、公共交通や車が多いようだ。 ただ、世の中も少しずつ変わってきているようで
   都心などでは移動手段として手軽に利用できる自転車が多くなってきているという。
    (私共のように車が持てない者にとっては移動は自転車が主でした‥トホホ)

  その自転車が日本に伝わったのは幕末から明治初頭にかけてとされる。 自動車より少
   し早い。 「自転車の文化史」(佐野裕二著)によると、当初は若者の危険な玩具扱いで
   周囲からは白い目で見られていたそうです。 事故もあったのだろう。 普及につれ
   てルールがが整備された。
  1901年に警視庁が定めた規則は17条におよぶ。 ベルを備え、夜間はライトをつ
   けよ。 これらは現代と同じ。 両手離しは禁止。 12歳未満は乗ってはダメ‥。
   などとかなり細かい。 急な坂は下車すべし、との項目もある。 歩行者中心の交通
   社会に現れたニューフェースをどう遇するか、大変苦慮したようだ。 規則はその後
   36条に増えた。

  近ごろ往来を行く新顔といえば電動キックボードか。 この連休中も都心の大通りを走
   る姿を見かける。 小回りが利き経済的。 「次世代の移動手段」と期待され、この
   ほど一定速度内なら免許不要とする改正法が成立した。 ただ危険な歩道走行や飲酒
   運転も目立つという。 低速といえども、人にぶつかればただではすまない。

  思えば登場から1世紀以上を経た自転車だって、乗り手のマナーが成熟したとはどうみ
   ても言い難い。 スマホ片手のふらふら運転や人混みを縫うように疾走する車体にヒ
   ヤッとした経験を持つ皆さんは多いだろう。 (ウォーキング中によくあります)
   技術が進展するスピードほど人の心や振る舞いは前に進まないのだろうか。 それこ
   そが子ども世代に継ぐべき大事であろうに‥ね。