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やったね最高裁!

2022年05月31日 12時38分26秒 | 話題
  切手やコインを商う40歳の男性が、ひょんなことから自民党公認候補として
   2005年の川崎市議会補欠選挙に出馬する。 人脈も後援会組織もない。
  政治の素人が展開するドブ板選挙の舞台裏にカメラを向けたのが、07年に
   公開されたドキュメンタリー映画「選挙」です。

  小泉政権の時代だ。 落下傘候補は街頭で、ひたすら「改革」を連呼する。
   ご夫人も選挙カーに乗り、「候補者の家内です」と頭を下げる。 陣営の
   ベテランが、「妻」ではなく「家内」と名乗るよう指南した。 夫を立て
   る響きが好ましく、「おっかない家内です」のダジャレが有権者に受けた
   りするからだ。 マジ笑ってしまう。

  台本はなく、作品のテーマやおとしどころも決めない。 行き当たりばった
   りで、ひたすらカメラを回す。 監督は「観察映画」という言葉を世間に
   知らしめた❝想田さん❞。 世界的な評価を得た映画人が新たな観察の対象
   にしたのは、在外邦人が最高裁裁判官の国民審査に投票できない現行制度。
   違憲訴訟の原告になった。

  最高裁は先日(25日)、国民審査権は選挙権と同様に憲法が保障する国民の
   権利だ、と判示。 訴えを認めた。 世界中に投票用紙を配るのは難しい。
   そんな国側の弁明を退け、立法の不作為を批判した。 在外邦人の審査権
   が損なわれたとしてもやむを得ない。 無理筋の台本にダメ出しした観察
   映画の先達に憲法の番人が応答した。

  日本の裁判は上級になればなるほどなぜか権威のある方が有利になるという
   判決がよく見られるが、これは異例なんだと思えました。
   今後のいろいろな裁判も国民の意に沿うような判決を期待したい。

   5月のウオーキング集計(31日)
       歩いた日 26日 歩かなかった日 5日 (すべて雨)