農業じゆう人

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コインランドリー 待つ楽しみ

2021年05月30日 12時39分24秒 | 世間
  私共は利用したことはないのですが、コインランドリーが様変わりしているんだそうですネ。
  カフェやフィットネスジム、ネイルサロンを併用。 待ち時間を有効活用できる工夫が女性
   や家族ずれ、テレワークで働く人たちなど幅広い客層をひき付けているという。

  東京都目黒区にあるカフェ併設のコインランドリー、「フレディレック・ウォッシュサロン
   トーキョー」。 5歳の子どもを連れて訪れた女性は、かわいい内装が気に入っていると
   話す。 「店員さんと仲良くなり、用がなくても近くに来たらつい立ち寄ってしまう」。
  カフェでは、洗濯が終るのを待つ間にコーヒーやクッキー、アイスクリームなどが楽しめる。
   雑誌やテレビCMの撮影で使われることも多く、梅雨時の掲載や放送を想定して毎年春に
   は20件近くの依頼がある。 日中は店員が常駐し、カフェの利用以外にも洗濯機や乾燥
   機の使い方などを案内してくれる。 無人が当然だったコインランドリーだが店員がいる
   ことでコミュニケーションがうまれ、ちょっとした集いの場のような存在になってきた。
  内装などに費用はかかるが、洗濯乾燥が60分で1400円(16㌔㌘用の洗濯乾燥機の場合)
   いった料金は、一般的なコインランドリーと変わらない。 かつてコインランドリーの主
   な利用者と言えば独身男性だったが、カフェなどを併用して雰囲気も重視することで女性
   を含めた幅広い客層を取り込める。 国内でフレディレックを運営する藤栄(名古屋市)
   よると、「同じメーカー製の中では日本一稼働率が高い洗濯機もある」という。

  全国で約100カ所のコインランドリーを展開するオクラボ(東京・渋谷)も、東京都内や川
   崎市などで、カフェ併設のコインランドリーを運営している。 カフェ併設店以外でも無
   線LANを備え、テレワークの需要も取り込んでいるという。
   東京都内の住宅街を抜けた先にある店を平日に行ってみると、男性2人がパソコンに向か
   っていた。 聞けば、家にも洗濯機はあるが週1回は利用しているという。 気分転換に
   なるのと、落ち着いて作業ができる」と言っていたそうだ。
   またオクラボは1月、スポーツジムを併用した川崎市の店も開いた。 30歳代の女性は
   「羽毛布団やスヌーカーの洗濯によく利用する。 ジムを利用する間に終わっているので
   大変便利だ」と話しているそうだ。

  コインランドリーやクリーニング事業者向けの洗濯乾燥機を製造するTOSEI(東京・品川)
   が東京都中野区で運営するコインランドリーは、ネイルサロンを併設している。 銀座や
   表参道に出店する人気店のデザインのネイルを楽しめる。 ネイルサロンを目的に来店し
   た30代女性は「最初はコインランドリーとは分からなかった」と打ち明ける。 「布団
   を洗う間にやってもらうのも良いかも」と。 実はこのネイルサロンには、ちょっとした
   からくりもあるという。 ネイルサロンの担当者は、コインランドリーを使う客への説明
   や簡単な清掃などの軽作業も受け持つ。 TOSEIはその代わりに、店内のスペースを
   無償で提供している。 このためネイルサロンは通常の店なら必要な賃料がかからず、価
   格を抑えてサービスを提供できる。 例えば通常は1万~1万3000円程度の施術が、
   7000円程度といった設定になっているそうだ。

  「洗濯」そのものに力を入れる。 フレディレックやオクラボのコインランドリーは独自の
   洗剤を用意。 一部の店舗では衣類の洗濯から乾燥、たたみまで引き受ける「洗濯代行」
   のサービスもあるという。 通常のクリーニング店とは違い。 衣類の数や種類ではなく
   容量で料金が決まるのが特徴だそうです。

  厚生省とTOSEIの調べによると、全国のコインランドリーの店舗数は右肩上がりだ。
   19年には2万2000店舗と20年間で2倍になっていたそうだ。 新型コロナウイ
   ルス禍の中でも需要は拡大しているようで、オクラボの“永松共同代表”は「20年春の
   緊急事態宣言後は店舗の売り上げが10~20%が増えた」と話している。
  外出自粛で家にいる機会が多くなり、布団などの大物洗いの需要は増えている。 コロナ
   をきっかけにテレワークが広がり、洗濯物の部屋干しを嫌う人も多かったようだ・・。
   客層が広がったことで、飲食店などより見劣りしていた店舗面積当たりの利益も改善し
   出店可能な地域が広がってきているという。

  2000年代、街には自宅と職場に続く「サードプレイス(第3の場)」として、落ち着い
   た雰囲気のカフェが台頭した。 コインランドリーはそれに続く現代人の「第4の場」
   に名乗りを上げているようだ・・。