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薬物犯罪増加中

2021年05月12日 12時32分12秒 | 世間
  2020年の大麻取締法違反の摘発が5千人を超えて過去最多となったが警視庁の統計で分かった。
  前年から2割増え、特に20代以下の増加が目立ったという。 海外で合法化が進み、罪悪感が
  希薄化しているようだ。 政府は取り締まり強化に向け、使用罪の創設も検討しているという。 

  薬物事犯の検挙人数は前年比5%増の1万4079人。 うち、最も多い覚醒剤は1%減の84
   71人だったが、2番目に多い大麻は17%増の5034人だったそうだ。 覚醒剤は5年連
   続で減り、大麻は7年連続で増えている。 大麻事件の摘発者の8割が「所持」だそうだ。

 大麻事件の摘発者を年代別にみると、20歳代
 が2540人で全体の5割を占め、最も多い。
 20歳未満も887人と4年で4倍に増え、大
 学生(219人)と高校生(159人)は過去最多と
 なった。人口10万人あたりの検挙人数は30
 歳代以上が横ばいなのに対し、20歳代以下は
 年々増えている。若年増にまん延する背景には
 大麻使用に対する危険性の認識の低下がある。 

  20年10~11月の摘発者748人を調査したところ、大麻に対しる危険性の認識が「ない」
   という割合が78.2%で、17年調査から13.9㌽も増えていた。 危険性を軽視する
   情報は友人・知人やインターネットから得ていたという。
  海外で合法化が進んでいることも、罪悪感の希薄化に影響しているとみられている。 米国で
   は嗜好用大麻の所持や使用を認める動きが広がっており、3月30日に米東部ニューヨーク
   州で合法化法案が可決された。 合法化推進団体によると、他に15州と首都ワシントンが
   すでに合法化している。

  大麻は入手のハードルも低い。 警察庁によると、乾燥大麻の末端価格は1㌘あたり約6千円
   くらいだそうで、覚醒剤(同約6万円)やコカイン(同約2万円)と比べて安いそうだ。
   暴力団関係者などの売人ではなく、大学などで知人から譲り受けるケースも多いそうだ。
   昨年10月にはある大学の硬式野球部の寮で複数部員の使用が発覚した。 気軽に利用でき
   るSNS(交流サイト)を通じた取引も活発だそうで、ツイッター上で「野菜」(大麻)や「手
   押し」(手渡し)などの隠語が飛び交っているという。

  一方で、大麻が「ゲートウェー(入り口)ドラック」となり、より深刻な薬物依存に移行する
   危険性も指摘されているそうだ。
  「20年版犯罪白書」によると、覚醒剤を使用したなどとして刑事施設に入った30歳未満の
   男女の42%が、最初に使用した薬物に大麻を挙げたそうだ。
  このように大麻が若者にまん延している実態を受け、政府は大麻取締法に「使用罪」の創設の
   検討に入った。 大麻取締法は所持や栽培を禁止しているが、単純使用の罰則はないそうだ。
   厚生労働省で1月、有識者による検討会が立ち上がり、同法の使用罪の導入について議論を
   やっと始めているようだ。 これだけ若者や芸能人・タレントなどが逮捕されるなど、世間
   では騒がれているのに政府の対応ったら本当に遅いな~と思ってしまいます。
    (先生方は己の票につながらないことは何事もあまり力を入れないようですな!)