昆虫食が身近になってきたという? とりわけ必要なエサが圧倒的に少なく環境負荷が小さい栄養源として
コオロギが注目されているんだそうだ。 大手企業が商品化し、環境問題に敏感な若者も普及を進める。
食糧問題解決の可能性を秘めた食材に力が迫っている。
「昆Tuber」の肩書でユーチューブなどを活用して日々昆虫食の普及に努めている“清水さん”。
人類が肉や魚を食べ続けるためには昆虫食が必要だと訴える。 どういうことか・・?
たんぱく質1㌔㌘を生産するのに必要なエサの量は豚がコオロギの約3倍
牛は約6倍だそうだ。 必要な水は豚が875倍、牛は5500倍にもな
るという。 排出する温暖化ガスは豚がコオロギの11倍牛は28倍にも
なるそうだ。 清水さんは「肉や魚の生産には大量のたんぱく質や穀物を
使っている。 その一部を昆虫に置き換えれば肉や魚を食べ続けられる」
と話している。清水さんは近畿大学農学部環境管理学科の4年生だそうだ。
3月中旬には昆虫料理研究家でNPO法人昆虫食普及ネットワークの“内
山理事長”の指導を受けながら虫好きのタレント“井上咲楽さん”のユーチュ
ーブ番組にも参加。 ハムシの幼虫を新鮮なものと成熟させたもので食べ
比べた。 「他の食材と同じく調理法や味付けでおいしさが変わる」。
「虫はおいしい」という体験をしてもらおうと子供のイベントには積極的
に参加しているそうだ。 「将来の地球環境を担う子供には虫への固定観
念を持たないでほしい」と清水さんは言っているそうだ。
2013年に国連食糧農業機関(FAO)の報告が人口増加の解決策として昆虫食を推奨したことに驚き、
自宅や大学がある奈良県内で100種類以上の昆虫を食べてみた。20年にはコーヒー店と一緒にコオ
ロギの粉末を豆に配合した「コオロギコーヒー」を開発、通信販売しているそうです。 独特の風味と
コクがあるという。 商品化は大手でも進む。 「無印良品」を展開する良品計画は20年に粉末コオ
ロギを材料に使った「コオロギせんべい」を発売。 ネットストアと全国51店舗では売り出す度、常
に1週間で完売する人気だという。「エビせんべいみたいで食べやすい」といった声が多いそうだ。
19年にフィンランドに出店する際に、環境対策としてヨーロッパで昆虫食が広がっていることを知っ
たのがきっかけだったそうだ。 商品開発担当部長の“神宮さん”は「現状では世界の人口を支えるだけ
の食を供給できない。 コオロギは35日で成虫になり飼育が容易。 鶏や豚や牛の代わりになる時代
が必ず来る」と話しているそうだ。 持続可能な食材の秀逸さはわかった。 問題は「味」。
通販サイトにはコオロギだけで10種類以上の商品があるそうです。 食べてみると分かるという。
ほぼコオロギの姿のローストは苦味と油のクセがあるそうだ。 カレーやニンニクの味付けだとコオ
ロギ特有の苦みはほぼ消える。 ラーメン味のスナックは普通においしい。 ちなみに、エビやカニ
と似た成分があるので甲殻アレルギーの人は注意が必要だそうです。
商品ロスの活用例もある。 東京農業大学の学生ベンチャー「うつせみテクノ」では、主に魚粉中心の
エサに加え、パン工場で廃棄される麦かすや米ぬか、規格外の野菜や廃棄される魚の頭や内臓をエサ
にしてコオロギを育てている。 さらに人工知能(AI)を利用して魚のフンを植物の肥料にし、植物
の一部をコオロギのエサにしてコオロギの一部は魚のエサにする循環型の生産システム構築にも取り
組む。
代表社員の4年生、“秋山さん”もFAO報告に危機感を強めた。 「特産品のお茶や、ビールかす、ワ
インかすを食べさせて味を良くしたブランドコオロギの生産も試している。 将来的には産官学で
協力して、ふるさと納税の返礼品としてコオロギ商品を開発したい」と意気込んでいるそうだ。
秋山さんは、発泡スチロールを食べるミールワームという甲虫の幼虫にも注目しているという。
「例えば、猛毒の廃棄物を食べて体内で無毒化して他の生物のエサとなる昆虫が見つかれば、有毒
な無機物からたんぱく質を生産できる最強の循環システムになる」。
そうすると、昆虫の可能性は限りなく広がる・・と。 これホント? 私にはまだまだです。
国連の推計では世界の人口は2030年に約85億人に達し、たんぱく質の供給が足りなくなるという。
鶏と魚の生産拡大も進むが、昆虫も加えないと、この食糧危機を乗り切ることは難しいといわれる?
SF映画「ブレードランナー2049」には冒頭で巨大な昆虫養殖場が登場する。 若者の地球環境
への危機感が生み出すかもしれない30年後の世界だ。
昆虫食文化が根付く長野県出身の昆虫料理研究家“内山さん”は「肉や魚と同様、昆虫も素材の味を引き
出す日本独特の調理法があるという。 日本の食文化を世界にアピールするチャンス」と話している。
一方「食事には興味がない」という東京農大の“秋山さん”は「必要な栄養が入ったサプリメント型の
昆虫食が主流になる」のではないかとみているという。
昆虫食は「グルメ」と「栄養補給の手段」とに二極化し、人類を支えていくのかもしれないと・・?
そんな時代、やはりやってくるのかな~・・・何か別の意味で昔に戻るような気がしてならない。
コオロギが注目されているんだそうだ。 大手企業が商品化し、環境問題に敏感な若者も普及を進める。
食糧問題解決の可能性を秘めた食材に力が迫っている。
「昆Tuber」の肩書でユーチューブなどを活用して日々昆虫食の普及に努めている“清水さん”。
人類が肉や魚を食べ続けるためには昆虫食が必要だと訴える。 どういうことか・・?
たんぱく質1㌔㌘を生産するのに必要なエサの量は豚がコオロギの約3倍
牛は約6倍だそうだ。 必要な水は豚が875倍、牛は5500倍にもな
るという。 排出する温暖化ガスは豚がコオロギの11倍牛は28倍にも
なるそうだ。 清水さんは「肉や魚の生産には大量のたんぱく質や穀物を
使っている。 その一部を昆虫に置き換えれば肉や魚を食べ続けられる」
と話している。清水さんは近畿大学農学部環境管理学科の4年生だそうだ。
3月中旬には昆虫料理研究家でNPO法人昆虫食普及ネットワークの“内
山理事長”の指導を受けながら虫好きのタレント“井上咲楽さん”のユーチュ
ーブ番組にも参加。 ハムシの幼虫を新鮮なものと成熟させたもので食べ
比べた。 「他の食材と同じく調理法や味付けでおいしさが変わる」。
「虫はおいしい」という体験をしてもらおうと子供のイベントには積極的
に参加しているそうだ。 「将来の地球環境を担う子供には虫への固定観
念を持たないでほしい」と清水さんは言っているそうだ。
2013年に国連食糧農業機関(FAO)の報告が人口増加の解決策として昆虫食を推奨したことに驚き、
自宅や大学がある奈良県内で100種類以上の昆虫を食べてみた。20年にはコーヒー店と一緒にコオ
ロギの粉末を豆に配合した「コオロギコーヒー」を開発、通信販売しているそうです。 独特の風味と
コクがあるという。 商品化は大手でも進む。 「無印良品」を展開する良品計画は20年に粉末コオ
ロギを材料に使った「コオロギせんべい」を発売。 ネットストアと全国51店舗では売り出す度、常
に1週間で完売する人気だという。「エビせんべいみたいで食べやすい」といった声が多いそうだ。
19年にフィンランドに出店する際に、環境対策としてヨーロッパで昆虫食が広がっていることを知っ
たのがきっかけだったそうだ。 商品開発担当部長の“神宮さん”は「現状では世界の人口を支えるだけ
の食を供給できない。 コオロギは35日で成虫になり飼育が容易。 鶏や豚や牛の代わりになる時代
が必ず来る」と話しているそうだ。 持続可能な食材の秀逸さはわかった。 問題は「味」。
通販サイトにはコオロギだけで10種類以上の商品があるそうです。 食べてみると分かるという。
ほぼコオロギの姿のローストは苦味と油のクセがあるそうだ。 カレーやニンニクの味付けだとコオ
ロギ特有の苦みはほぼ消える。 ラーメン味のスナックは普通においしい。 ちなみに、エビやカニ
と似た成分があるので甲殻アレルギーの人は注意が必要だそうです。
商品ロスの活用例もある。 東京農業大学の学生ベンチャー「うつせみテクノ」では、主に魚粉中心の
エサに加え、パン工場で廃棄される麦かすや米ぬか、規格外の野菜や廃棄される魚の頭や内臓をエサ
にしてコオロギを育てている。 さらに人工知能(AI)を利用して魚のフンを植物の肥料にし、植物
の一部をコオロギのエサにしてコオロギの一部は魚のエサにする循環型の生産システム構築にも取り
組む。
代表社員の4年生、“秋山さん”もFAO報告に危機感を強めた。 「特産品のお茶や、ビールかす、ワ
インかすを食べさせて味を良くしたブランドコオロギの生産も試している。 将来的には産官学で
協力して、ふるさと納税の返礼品としてコオロギ商品を開発したい」と意気込んでいるそうだ。
秋山さんは、発泡スチロールを食べるミールワームという甲虫の幼虫にも注目しているという。
「例えば、猛毒の廃棄物を食べて体内で無毒化して他の生物のエサとなる昆虫が見つかれば、有毒
な無機物からたんぱく質を生産できる最強の循環システムになる」。
そうすると、昆虫の可能性は限りなく広がる・・と。 これホント? 私にはまだまだです。
国連の推計では世界の人口は2030年に約85億人に達し、たんぱく質の供給が足りなくなるという。
鶏と魚の生産拡大も進むが、昆虫も加えないと、この食糧危機を乗り切ることは難しいといわれる?
SF映画「ブレードランナー2049」には冒頭で巨大な昆虫養殖場が登場する。 若者の地球環境
への危機感が生み出すかもしれない30年後の世界だ。
昆虫食文化が根付く長野県出身の昆虫料理研究家“内山さん”は「肉や魚と同様、昆虫も素材の味を引き
出す日本独特の調理法があるという。 日本の食文化を世界にアピールするチャンス」と話している。
一方「食事には興味がない」という東京農大の“秋山さん”は「必要な栄養が入ったサプリメント型の
昆虫食が主流になる」のではないかとみているという。
昆虫食は「グルメ」と「栄養補給の手段」とに二極化し、人類を支えていくのかもしれないと・・?
そんな時代、やはりやってくるのかな~・・・何か別の意味で昔に戻るような気がしてならない。