農業じゆう人

     健康を第一に無農薬で
          安心・安全・新鮮な野菜作りに励んでいます!

冬の脱水

2019年11月23日 12時45分38秒 | 健康
  朝晩が冷え込み、いよいよ冬の到来を告げる季節がやってきた。
  きのうなどはもう完全に冬で、雨も加わって本当に寒かった。 
  我が家のような年寄り夫婦にはもう限界になり朝からストーブ
   などの暖房器具を出し使用し始めました。

  皆さんのご家庭でも室内で暖房を使うことが増えてきたのでは
   ないでしょうか。  そこで暖房を使うことによって、高血
   圧や心臓病などの慢性疾患を持つ高齢者が特に注意しなけれ
   ばならないのが「かくれ脱水」だといわれています。 
   水分を取る頻度が減るうえ、空気の乾燥で気付かぬうちに脱
   水症状に陥ることが多いという。 
   そこで「こまめに体調管理してしっかりと対策を!」と・・
   専門家の皆さんが注意を呼び掛けています。

  訪問介護サービスの利用者宅に入ると、タオルを水につけて絞
   り、部屋に干す。 手軽な乾燥対策としてこの時期には欠か
   せないものの一つ。 「利用者も家庭もつい忘れがちになる
   いつも注意している」。 ニチイ学館に所属する介護福祉士
   "三上さん"の基本動作だそうだ。
  なぜ冬場の脱水に注意する必要があるのか。 呼吸や皮膚から
   の自然蒸発で無自覚のまま脱水症状になる可能性が高いから 
   だといわれている。 暖房器具を使うのでそれまで以上に室
   内が乾燥しやすくなる。 特に最近の住宅は気密性が高く、
   高温で湿度も低い状態で過ごす時間が長いことも、かくれ脱
   水の要因の一つになっているそうだ。

  「高血圧や心臓病などの慢性疾患を持つ高齢者の命を脅かす可
   能性もある」と、帝京大学の"三宅教授"は指摘している。
  体内の水分が占める割合は成人で体重の60%とされ、65歳
   以上は50%程度にとどまる。 喉が渇いたと感じる機能も
   低下し、脱水症状に気付きにくい。
  体内水分量が少ないと、血液の流れが悪くなって血管が詰まり
   脳卒中や心筋梗塞を引き起こす要因となるそうだ。
   糖尿病の場合、服用する薬の種類によっては利尿作用があり
   脱水症状を起こしやすくなるリスクもある。
   冬場はインフルエンザウイルスやノロウイルスなどの感染症
   が流行するため発熱や下痢、嘔吐にも注意が必要だという。
   食欲がなくなると食材に含む水分も取れなくなり、脱水を加
   速させる危険もあるそうだ。
  見にくいが下記の表が、冬の脱水対策 5つのポイント(左)
       
              右は風呂で使った濡れたタオルを下げて乾燥対策 
  最も重要な対策は定期的な分補給。  喉が渇いていなくても
  時間ごとに水を飲む。入浴前後も忘れないようにること。
  「朝、起きた時は誰もが軽い脱水状態」(三宅教授)のため、夜
   寝る前と起床時には水分を取ることが望ましい。(やってますよ)
  ただコーヒーや緑茶などカフェインを多く含む飲料は利尿作用
   があり、かえって水分を失う恐れがある。 スポーツドリン
   クも糖分が多いため、日常的に飲むには不向きだという。
  介護の現場では「白湯のほか麦茶やほうじ茶を勧めることが多
   い」ですと三上さんは説明しています。
  しかし一度に多量の水を飲むのも逆効果なんだそうだ。 少量
   ずつこまめに取った方が水分を保持しやすいからだそうだ。
  「体内の水分量調節を担う腎臓は多くの水が入ってくると尿を
   作り排泄を促す」と三宅教授は話す。 喉の渇きを訴えられ
   ない人には、皮膚がかさついていたり、口が粘ついていたり
   する際、水分の摂取を勧めるとよいそうです。

  冬の脱水は夏に比べて自覚しにくいうえ、脱水になるのは夏!
   という思い込みによる油断もあるといわれている。
  まずは冬にも脱水リスクがあることを認識し、普段と体調が異
   なる際は「脱水かも?」と疑い、冷静に対処することが高齢
   者の命を守ることにつながります。  注意しましょう。