農業じゆう人

     健康を第一に無農薬で
          安心・安全・新鮮な野菜作りに励んでいます!

家族は皆 同じでなくてもいい

2019年11月07日 12時39分45秒 | 世間
  家族間の人間関係は意外に難しいものです。
  物理的にも心理的にも距離が近いがゆえに、感情がすぐに表に出る。
  家庭内暴力、虐待といった事態に陥ってしまうことすらある。

 知人の運転する車に同乗して、普段と人
 格がガラリと変わり前方の車の運転の仕
 方について罵声を浴びせる姿に驚いた!
 なんてことはないでしょうか。 通常、
 自分と他人は身体が異なるから分断して
 捉えて対応するが、車内というカプセル
 の中では運転者は同乗者をあたかも自分の身体内のように錯覚しがち。 
 生々しい心のひだも表れやすくなる。

  家族関係もこれとよく似ている。 余計なことを話さなくても通じ
   合うこともある。 しかし運転時は時に、目的地や通りたいルー
   トは同乗者も同じだと思い込むことがある・・?
  本当はそれぞれの家族にだって自身の人生の運転者だ。 通りたい
   場所やルートがある。 むしろ、すべて一致する方が不自然とも
   言えるのではないでしょうか。
  米国の著名な精神科医の"サリバン氏"は「関与しながらの観察」と
   いう概念を重視したという。 自分の発した言動に対する相手の
   反応を観察するというもの。 もともとは治療者が採るべき姿勢
   に関する理論だが、通常の人間関係づくりにも応用できる。

  先日、俳優の"窪塚洋介さん"が「バーカウンターの法則」という興
   味深い話をしていた。 家族間がうまくいかないとき、カウンタ
   ーで横並びに座っている感覚で相手と接するとぶつからないとい
   う? 物理的には近いが、視線が対向しないために心理的には適
   度な距離。 自然と相手に関与しながらの観察となるのだろう?

  「親しき中にも礼儀あり」というように、近いゆえに遠慮がなくな
   り自分の主張中心で不和のもとになる。 家族であっても、ひと
   りの人として捉えると、相手の反応や気づかいを観察でき、自分
   も相手を気づかえるのでなないか・・。
   そして、育児、仕事、介護など家族内の課題はたくさんある。
   すべてをひとつにしなくてもいい、という適度に脱力した考え方
    の方が良い結果を招くかもしれません・・な?