農業じゆう人

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‘まんじゅう’

2017年03月28日 12時36分23秒 | 地域
   先週末、チョッとした野暮用があって、東京の出かけた際に久しぶりに下町を散策した!
   ブラブラと商店街を散策していたら、街角の和菓子屋さんでおいしそうな「まんじゅう」を発見。
    普段は私がカロリー制限を受けている身もあって、甘いものはほとんど食べないんですが
    田舎者の2人! 洋菓子は食べない?口にすることはないのに‘田舎風まんじゅう’は別
    どこかへ出かけ見つけた時などは、必ず買い求めカミサンと半分に分けて食べます。

   そんなことから、早速買い求め、食べようと2つに割ると、あれっ‘あんこが緑色’にビックリ
   昨今は「抹茶ブーム」だからな?と思いつつ齧(かぶ)りつくと見当外れでした~・・!
   草団子風だが、‘よもぎ’とはやや味わいが違う。 店員さんに聞くとちょっと待って・・と
    奥へ入り、おばさんが出てきて「菜っ葉を練り込んであるんですョ」と教えてくれた。
       
      葉っぱ入りまんじゅう      田舎まんじゅう     味噌まんじゅう
        (真ん中は両神のおかさんの手作りのもの、右は私の田舎で有名なのもの)

   戦後しばらくまで、隅田川から江戸川にかけては野菜畑があっちこっちにあったと聞いていた。
   さかのぼる江戸時代、鷹狩りに訪れた“将軍 吉宗”が通りがかりの神社で一休みした際に、
    この地の菜っ葉を食べて気に入り、近くを流れる川にちなみ、小松菜と名付けた・・!
    そんな言い伝えが残っている。 (亀井千歩子著「小松菜と江戸のお鷹狩り」)

    命名には異説もある。 「この菜は何という」と問われた神主が名を知らず、“困ったな”と
     つぶやいたのを“吉宗”が効き間違えたというもの?だ。 
     かなり眉唾っぽい話しですが・・話しとしては、この方が断然面白い・・
     いずれにせよ、寒さに強い小松菜は冬の食卓に香味と彩りをもたらしてきた葉物だ。
     「小松菜の一文束や今朝の霜」。 これ俳人“小林一茶”に句です。

    春分の日から早一週間が過ぎた。  「暑さ寒さも彼岸まで」とよくいいますよネ!
    青物の主役も‘小松菜からほうれん草や菜の花’へと移っていく季節です・・。
    調理方法も‘菜の花’となると、鍋ものでなく、やはりお浸しではないだろうか?
    酒の肴にも良いようでしょうが、おにぎりの具にするのも悪くはない!と思いません・・?

    あの和菓子屋さんでも、練り込む具材を変えるのだろうか・・?  聞きそびれた
    京都の和菓子店などは、その季節の前後を含めその都度ごとに変えるという・・。
    今は、下町の和菓子店でも多分変えるんでしょうネ  次の散策時が楽しみになりました。