農業じゆう人

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南房総が酪農発祥の地?

2016年03月05日 13時35分15秒 | 話題
  酪農といえば、皆さんはどこを思い浮かべますか? 多くの人は北海道!というでしょうネ
  雄大な自然の中で「牛」がゆったりと草をはむ姿は、おなじみの光景といっていいでしょう
  ところが酪農発祥の地は北海道ではなく、千葉県にある。
  現在でも生乳生産量が年間約22万トンと全国5位につける酪農県なんだそうだ! へぇ~
         

   JR安房鴨川駅から車で20分くらい走ると「千葉県酪農のさと」(南房総市)がある。
    県が1995年に開設した施設で、資料館や牛舎・広場などを備えているそうだ
    一帯は戦国時代に安房の国王、里見氏が軍馬を養成する牧場として利用し、江戸時代に入ると
    幕府直轄になたんだそうです。 嶺岡牧と呼ばれ、総面積は1760㌶にも及んだとされる。
    8代将軍の徳川吉宗は1728年、外国産馬を輸入した際にインド産の白牛も3頭輸入すて
     この地で繁殖を始めたんだそうです。 
    乳製品は「白牛酪」と呼ばれ、バターのようなものだったらしい・・?
     滋養強壮や解熱用の薬として将軍家に献上されたといわれている・・とか?

    白牛は次第に増え、乳製品も供給量が多くなったことから、18世紀の終わりごろには
     庶民の口にも入るようになったんだそうです。  日本では古代から牛がいたことが
     古事記や日本書紀からも知られているが、これらは役牛なんだそうだ。
    一部の貴族の間では牛乳を飲むこともあったが、武家社会になるとそうした習慣はすたれて
     いったんだそうです。 吉宗の輸入した白牛が現代の酪農につながったことから、
     千葉県が酪農発祥の地と呼ばれることになったんだそうだ。
    酪農のために飼育される乳牛は現代ではほとんどが「ホルスタイン」なんだそうだが、
     酪農のさとでは現在も米国から輸入した白牛3頭をシンボルとして飼育しているそうです。
     ゼブー種と呼ばれ、首の付け根のあたりにこぶがあり、耳が大きいのが特徴だそうだ。
     体の色は冬はグレーだが、夏になると白くなるんだそうです。 20年ほど生きるという?

    酪農のさとを訪れる観光客は年間5万人ほどだそうです。
     かつては7万~8万人が訪れたが、観光コースから外れているうえ、高速道路の整備で
     人の流れが変わり減少傾向にあるんだそうですョ・・。
     “このあたりでは牛を飼う農家もほとんどなくなってしまったんだそうだが、
       大手乳業会社の源流も実はこの地にあるんだそうだ” (酪農のさとの所長談)
      嶺岡牧が日本の酪農に果たした役割の大きさを指摘しているようです・・!

   番外 ホルスタイン1頭の年間生産量は平均 6000~8000㌔㌘くらいなんだそうです
      中には2万㌔㌘などというスーパーカウもいるんだそうだ・・? 乳脂肪率は 3~4%
      これに対して、白牛の生産量は 1000㌔㌘程度と少なく、乳脂肪率は 4~5%とやや高い
      そんな違いもあるんだそうですョ  知りませんでした!