農業じゆう人

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歩いて病気予防を!

2016年03月12日 13時30分30秒 | 健康
 運動不足が健康に良くない!ということは、今では皆さんも当たり前のことになっているようです。
 でも医師からよく“適度に運動しましょう”と言われて、ふと考え込んでしまうことはありません?
 先生に詳しく聞けばよいのですが・・“どんな運動を、どれだけすれば?”と思いません・・?
 特に若い頃に比べ思い通りに体が動きずらい私のような高齢者にとっては悩ましいものです。

 私も定年退職後すぐに体を壊し人生初の入院生活をするハメに・・
 その時、担当医から運動するように言われたが“この年で何をすればいいのか”と迷った
 教えられたのが「おでかけ健康法」なるもの。  要するに「歩くこと」でした
 この健康法では1日8千歩、うち中強度の運動を20分含むことを目標に、日々の活動量を
  増やしてというもの。 
 提唱したのは東京都健康長寿医療センター(東京・板橋)の青柳運動科学研究室長は2000年から
  群馬県中之条町の高齢者約5千人を追跡調査し、運動量と様々な病気の発症率の関係を
   調査したものなんだそうです。  簡単にまとめたのが下記の表です。
     
  上記表の左上のように1日4千歩、うち中強度を5分以上していたグループでは、
   それより少ないグループに比べて‘うつ病’の発症率は10分の一以下だったんだそうです
   同様の結果、右上と中=認知症や脳卒中・心疾患などは5千歩(中強度は7分30秒)
         右下 = 糖尿病などは8千歩(同20分)
         左中と下=一部のがんや骨粗しょう症は7千歩(同15分)
                             などと、確認されたんだそうです!

   それぞれの運動量が各疾患の予防につながる目安という・・?
   ただ、歩けば歩くほどその効果が高まるかというと、頭打ちが見られたそうです。
   室長曰く“運動のしすぎは疲労がたまったり、足腰への負担が大きくなったりする”と・・
    頑張りすぎない適度な運動として「1日8千歩、中強度20分」推奨しているそうです。

  厚生労働省が13年にまとめた「健康づくりのための身体活動基準」も参考になる
  国内外の研究成果を基に、65歳以上は「どんな動きでもよいので、身体活動を毎日40分」
   すべきだとしています。また18~64歳なら「歩行または同等以上を毎日60分」とし、
  これとは別に「息が弾み汗をかく程度の運動を1週間で啓60分」するのが望ましいと・・ネ

   感染症などから身を守る「免疫」の働きを高めるためにも、適度な運動は重要です。
   運動不足の解消は免疫力を向上させる一方、過度になると逆に低下するといわれている。
    (運動量が非常に多いアスリートが‘風邪を引きやすい’とされるのはこのためだとか?)
   免疫力が高くなる運動量はいかほどか・・?
    風邪のウイルスが粘膜に侵入するのを防ぐ唾液内の「分泌型免疫グロブリンA」に注目
    平均71歳の(私の年齢)284人について、分泌速度を調べたそうです。
    高齢者の1日の歩数を4分割して調べてみたところ・・・
     上から2番目(5968~7673歩)がこの物質を最も速く分泌していたそうです
    人それぞれで一概には言えないが、1日7千歩程度が免疫力を高める運動の目安のようです

    調査した先生によると・・高齢者の多くは運動不足で、健康づくりのために活動量を
                増やしても簡単には過度にならない!と指摘しています。

      もうすぐ春がやってきます! ほどほどの運動を楽しんでみてはいかがでしょうか!