農業じゆう人

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宇宙開発 国分寺で点火?

2016年03月13日 13時20分20秒 | 話題
  「世界のホームラン王・ハンカチ王子・和製ベーブ・ルース」ときて思い浮かべるものは・・?
   と聞かれれば、野球ファンなら「早稲田実業高校」(東京都国分寺市)と即答するでしょうネ
  では、同校と宇宙の関係を知っている人はどれくらいいらっしゃるでしょうか・・?
  
  終戦から10年後の1955年。国分寺町(現・国分寺市)の銃器試射場で、「宇宙開発の父」と
   称される“故糸川英夫教授”率いる東京大生産技術研究所が日本初のロケット発射実験を行った。
  資金も物資も乏しい中、試行錯誤で造り上げた「ペンシルロケット」の全長は23㌢だったそうだ
   小惑星「イトカワ」のサンプルを持ち帰った探索機「はやぶさ」を打ち上げたロケットなど、
    世界の最先端を走る日本の宇宙開発。
   その歴史的な出発点といえる試射場が、現在の早実のテニスコート付近なんだそうです!!
      
   当時は大々的に報道され、文部省の十大ニュースにも選ばれたんだそうです。

   しかし、市まちの魅力発信担当の係長は“埋もれた資源になっていた”と率直に振り返った・・
    国分寺市といえば、国の史跡に指定される武蔵国分寺跡の自然環境や歴史的景観が売りの街
    史跡に続く新たな魅力として、宇宙の価値を掘り起こすのには時間がかかったようです。
    転機は発射実験50周年を迎えた2005年。動いたのは行政ではなく、市民だったそうです。
     発射の地に顕彰碑を建てるための募金活動が始まり、翌年、早稲田実業学校の校門に
      「日本の宇宙開発発祥の地」の碑が設置されたんだそうです・・。
    この頃から、街づくりの資源としての認識が関係者の間で高まっていったそうです。

    このような草の根の動きに市も呼応し、60周年の昨年は様々な仕掛けを行ったようです
     国分寺駅北口から早実までの歩道に日本のロケットを描いたマンホールを設置したり、
      当時の実機をレプリカとしとて復元し、ふるさと納税の返礼品にしたりした。
      新発見の小惑星「Kokubunji(コクブンジ)」と命名される幸運もあったようです。
    市では“今後も活動の手を緩めず、将来は宇宙開発に携わる優秀な人材を輩出する街にしたい”
     そう力を込めているんだそうですョ・・是非、そうあってほしいです・・。

     糸川教授は“逆境こそが人間を飛躍させる”という言葉を残しています。
      日本のロケットは現実に宇宙に到達していますが、
       「国分寺市の取り組みはまだ点火前のカウントダウン」の状況だといっています!
      10年後・20年後には「宇宙開発発祥の地・国分寺」として日本中に知れわたっている!
       そうなることを願っています。

   宇宙開発のゆかりの地がある国分寺駅北側とは異なり、南側には気軽に散策できるエリアがある
    全国名水百選に選ばれている「お鷹の道・真姿の池湧水群」や史跡などがあります。
    暖かい春になったら絶好の散歩コースもあります。 是非一度お出かけください・・!