疑似餌釣り師の酒蔵だより

酒好きルアーフィッシャーが蔵出しするボヤキ

昔の年末帰省

2012年12月05日 | 昭和の風景
まだJRが国鉄の時代、年末の帰省列車の切符はプラチナチケットだった。
今と違って、ネットで指定席を取れるわけじゃないので、乗車の一ヶ月前に休暇を取って国鉄の切符売り場に並んだ。

ところが、発売開始と同時に既に12月30日や29日は満席なのね。

国鉄職員や大手旅行会社社員が、親戚や知人に頼まれた切符をごっそり確保するためだと、当時は当たり前のように言われていたし、確かに伝手がある時は、そんなプラチナチケットでも取ることができた。
また、当時はまだ地方からの出稼ぎ者が多く、帰省列車の競争率が高くなっていた。

その後、東北新幹線の便数が増えたこと、東北自動車道が開通し、マイカー移動にシフトしたこと、格安の夜行バスが出現したことで、帰省の混雑っぷりは緩和された。

今は年末だからと言って帰省する事も滅多にない。