疑似餌釣り師の酒蔵だより

酒好きルアーフィッシャーが蔵出しするボヤキ

悪の教典

2012年11月20日 | 映画・DVD
二階堂ふみさんは最近CMも多く出ていて、注目株の若手女優。美人とは言えないかもだけど、今後大いに期待している。

伊藤英明さんは良かった。
人を殺すのに躊躇がない。表情は楽しんで殺人をしている様でもなく、必要な事だから当たり前のようにやってる、なに?悪いの?て感じ。これが逆に怖いね。
海猿では自分の命をかけて、必死の形相で人命救助する役。真逆だ。

田原俊彦の娘が出ていたのはエンドロールで知った。どの子かは分からん。
110番したサラリーマンは原作者の貴志祐介さんだろうか。

突っ込むまいと思っても設定がちょっと。
灯油を入れたペットボトルを並べた所に、投げ捨てられたタバコがうまく転がって、引火して爆発的に燃えるなんてどれだけ奇跡的なんだか。
灯油って実は着火しづらい。

電車の中で首吊りなんて不自然すぎる上に、殴られた跡があるでしょ。

東京の住宅街の学校で、夜に散弾銃を何十発もぶっ放してるのに、周囲から通報がないってどーゆーことだ。

蓮見はビニールコートを着たとはいえ、あれだけ返り血を浴びておきながら、被害者としてのアリバイが通用すると思っているとは思えない。
血液反応を調べたらすぐアウト。

この映画をAKB48が招待されて皆で鑑賞したという事だが、大島優子さんは耐えきれず途中退場。
謝罪したらしいけど、ブログには「でも、私はあの映画が嫌いです。」とコメントしてる。

映画の出来は悪くないし、伊藤英明さんはじめ、出演者も良かったけど、映画は好きじゃない。