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深夜のニュース番組で 聾の子供の教育問題

2007年06月12日 | 雑記
風呂上がりに腹筋しながらテレビ見てたら、聾(ろう)、つまり耳が聞こえない子供の教育を取り上げていた。
テレビに映る子供たちがいきいきしているのが妙に印象深く、番組に見入ってしまった。

この番組を見て初めて知った事実が2つ
現在の聾学校での教育は手話を使った教育ではなく、読唇術中心だという事。
もうひとつ、日本語手話と日本語は別ものであるという事。

生まれつき聾の人はしゃべることができないわけで、自分がしゃべれないのに、人の口を見てなにをしゃべってるか解れなんて無理。
すでにコミュニケーションの手段として手話で会話しているのに、手話を使用させず日本語の言葉、文章で教育するのも厳しいものがある。
というのも日本語手話と日本語は別物だから。TVキャスターは彼らはバイリンガルだと言ってたな。

健常者は日本語で「ボールを蹴る」と書かれれば意味を理解するが、手話で日常会話をする聾の子供たちに見せても、ボールという文字と手話でのボールの表現が結び付かない。
もちろん手話で「ボールを蹴る」と言えば意味をすぐさま理解する。

物事の単語や言葉は全て手話で理解表現できるが、それが日本語の文字と文字を組み立てた文章になると、彼らにとってそれはまるで別の言葉なのだ。
生活していくために必要な日本語を教えていくところが、聾学校なのだが、聾の子供たちに手話で教育するところは、日本に1カ所しかないのだそうだ。

ここの学校に通う子供達がみんなすごくいい顔してた。
目がキランキランしてる。
実際顔立ちもいい。

番組見終わってから、腹筋再開した。