7月31日から8月1日にかけてテントに寝泊まりして釣りをするという、イメージの割にはヘナチョコな釣りキャンプを予定していた。
当初栃木県の土日の天気は概ね晴れという予報だったが、進行速度が極端に遅い台風10号の影響で、前日金曜日発表の予報では栃木県全域雨の予報に変わってしまった。
これはイカンと急遽S亭でFさんと雨天決行か中止かの打ち合わせをしてみたものの、焼酎を飲んだだけで結局結論は当日朝状況を見て出すことになった。
打ち合わせと称した飲みだったわけです。
で、翌朝5時前に起きてみるとすごい雨。これは中止か、とFさんに電話したらFさんのところは晴れてるという。同じ埼玉県でも南部と東部で随分違うもんだと、都合の良い方に合わせて決行することにした。
Fさんが私のマンションまで迎えに来てくれ、荷物を積み込んで出発したのは朝の6時少し前で、このときにはすっかり雨は上がり、晴れ間さえのぞいていた。
こうなるとお調子者の二人は、その日一日の計画で頭がいっぱいになり、うっかり高速出口を降り損ねて素通りしてしまった。普通ならどちらかが気付くはずなのにバカですね。
次の出口で降りて13年前の古いロードマップを頼りに、初めての道路を渓流に向かい、到着はいつもよりも30分遅い。
釣り始めると雨が降ったり晴れたりと所謂山の天気で、ザッと雨が降り出すと不安になり、もう上がるべきか、などと気を揉むものの、すぐに晴れ上がると、も少し釣るかなとポジティブになる。
この変な天気が幸いして良い釣りができた。
型の良いイワナとヤマメをそれぞれ何匹か釣り、ヘナチョコキャンプの酒宴に向け気分が高まるのだった。
途中Fさんが超大型の恐らくイワナであろう魚をバラしてしまった姿が印象的だった。
絶叫の後、地団駄踏んで悔しがり、茫然自失状態で渓流の流れの中にガックリと膝をつく姿は、9回裏に逆転サヨナラを浴びた高校野球の投手のようだった。
釣りを終えたのは1時半を回ったところ。アフターフィッシング最初の楽しみは蕎麦と生ビールで、いつも決まった店でヨモギ蕎麦というのをいただくことにしている。
今回も渓流を上がった場所にその店は営業していて、よしよし蕎麦とビールめ少し待っとけよと、一旦車まで歩いて戻り、着替えてから意気揚々と店に向かうと既にその店は閉まっていた。
その間たったの20分ですよ。
こりゃうっかりだ。店のおばちゃんに一声かけておくんだったよ。
別の店で手打ちのもり蕎麦と生ビールをいただいちゃいましたが、夏場は釣り後の生ビールが最高だね。
蕎麦と生ビールで幸福感に浸った我々はキャンプ場へ。
そこはオートキャンプ場で、村のその地区で運営しているところ。
キャンプ場のすぐ近くには同じ運営の温泉があり、その温泉も楽しみの一つだ。
この時季で土日のキャンプ場はテントサイトが殆ど埋まっていて、そのほぼ全部が家族連れだ。
若者のグループという組み合わせはあるものの、オヤジ二人というアヤスイ組み合わせは我々だけだった。
↓(2)へ続く
当初栃木県の土日の天気は概ね晴れという予報だったが、進行速度が極端に遅い台風10号の影響で、前日金曜日発表の予報では栃木県全域雨の予報に変わってしまった。
これはイカンと急遽S亭でFさんと雨天決行か中止かの打ち合わせをしてみたものの、焼酎を飲んだだけで結局結論は当日朝状況を見て出すことになった。
打ち合わせと称した飲みだったわけです。
で、翌朝5時前に起きてみるとすごい雨。これは中止か、とFさんに電話したらFさんのところは晴れてるという。同じ埼玉県でも南部と東部で随分違うもんだと、都合の良い方に合わせて決行することにした。
Fさんが私のマンションまで迎えに来てくれ、荷物を積み込んで出発したのは朝の6時少し前で、このときにはすっかり雨は上がり、晴れ間さえのぞいていた。
こうなるとお調子者の二人は、その日一日の計画で頭がいっぱいになり、うっかり高速出口を降り損ねて素通りしてしまった。普通ならどちらかが気付くはずなのにバカですね。
次の出口で降りて13年前の古いロードマップを頼りに、初めての道路を渓流に向かい、到着はいつもよりも30分遅い。
釣り始めると雨が降ったり晴れたりと所謂山の天気で、ザッと雨が降り出すと不安になり、もう上がるべきか、などと気を揉むものの、すぐに晴れ上がると、も少し釣るかなとポジティブになる。
この変な天気が幸いして良い釣りができた。
型の良いイワナとヤマメをそれぞれ何匹か釣り、ヘナチョコキャンプの酒宴に向け気分が高まるのだった。
途中Fさんが超大型の恐らくイワナであろう魚をバラしてしまった姿が印象的だった。
絶叫の後、地団駄踏んで悔しがり、茫然自失状態で渓流の流れの中にガックリと膝をつく姿は、9回裏に逆転サヨナラを浴びた高校野球の投手のようだった。
釣りを終えたのは1時半を回ったところ。アフターフィッシング最初の楽しみは蕎麦と生ビールで、いつも決まった店でヨモギ蕎麦というのをいただくことにしている。
今回も渓流を上がった場所にその店は営業していて、よしよし蕎麦とビールめ少し待っとけよと、一旦車まで歩いて戻り、着替えてから意気揚々と店に向かうと既にその店は閉まっていた。
その間たったの20分ですよ。
こりゃうっかりだ。店のおばちゃんに一声かけておくんだったよ。
別の店で手打ちのもり蕎麦と生ビールをいただいちゃいましたが、夏場は釣り後の生ビールが最高だね。
蕎麦と生ビールで幸福感に浸った我々はキャンプ場へ。
そこはオートキャンプ場で、村のその地区で運営しているところ。
キャンプ場のすぐ近くには同じ運営の温泉があり、その温泉も楽しみの一つだ。
この時季で土日のキャンプ場はテントサイトが殆ど埋まっていて、そのほぼ全部が家族連れだ。
若者のグループという組み合わせはあるものの、オヤジ二人というアヤスイ組み合わせは我々だけだった。
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