Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

当分はメインシステムの「鳴らし込み」に専念

2018年11月20日 | ピュアオーディオ


メインのオリンパスシステムの高域用アンプを交換したので、当分は「鳴らし込み」に専念する事になります。GE6550ppパワーアンプは8月に音楽部屋に持ってきたのですが、その後殆ど使わず眠っていました。息子宅でも7年程、十分な鳴らし込みが出来ていないと推測されるので、「生き返らせる」事から始める事になりそうだ。

現在も電源を入れてしばらく経つと弱い「ノイズ」が出ている。4時間程連続で鳴らしてやればノイズは消え、かなり良いサウンドになるが、6550シングルアンプの時の様な「静寂」には程遠い。6550ppアンプは以前事務所で#375をドライブしていた事も有り、「ノイズ」が無い事は分かっている。現在はケーブル類の「馴染み」が取れない為に出ていると思っている。アンプ自体に特段不具合は見られないので、使って馴染ませるしかない。

1年後の完成の音を楽しみに、音楽を楽しみながら待つ事になる。アンプを交換したから直ぐに「フル」で使える等とは夢にも思っても居ない。これは長年の経験で「機器の活性化」の重要性を知っているからだ。とにかく今まで扱った事の無い「情報量」を扱い始めたので、それに対応出来る様になるまでは時間が必要だ。これは「新品アンプ」でも同じ事。

高域用パワーアンプの活性化待ち

2018年11月19日 | ピュアオーディオ


昨日Haさんがお見えになりました。オリンパスシステムの高域用アンプを交換したばかりなので、全体の音のバランスが仕上がっていない状態でした。

流石に前回のGE6550シングルアンプの時の方が良かったと云われてしまいました。これは仕方のない事ですね。今回のGE6550ppパワーアンプは馴染みも活性化も出来ていませんので、高域がザラ付いた様に聴こえた筈です。機器の馴染みや活性化は繋いで直ぐに出来る訳じゃないので、こればかりは仕方有りません。先を見て調整して行くしか有りません。



一応、前のアンプでも「完成」と云っても差し支えなかった音質と音のバランスでしたが、更なる高みを目指している身には、先を見て手を打って置く事が必要です。当分は午後から4時間程は「鳴らし込み」を続けて行きながら、「高域の音量」をどの程度にするか?決めて行かねばなりません。前のシングルアンプは調整が出来ない「MAX値」でしたので、それ以上の音量に出来ませんでした。当分は鳴らし込みに専念です。

アンプをシステムに馴染ませる

2018年11月18日 | ピュアオーディオ


先日高域用パワーアンプをGE6550シングルアンプから同じGE6550プッシュプルアンプに交換した。その後、「ジー」っと云うノイズが出ていた。このシステムはオールバランス伝送にしているので、XLRプラグとソケットを馴染ませる必要が有ります。



そのままのアンプ位置でノイズが出ない処を探して鳴らしていても、途中から「ジー」っとノイズが出て来ます。また位置を少しずらしてやると止まります。・・・がまた出て来ます。・・・こんな事を3日ほどしてようやくノイズから解放されました。



毎日、午後から2~5時間鳴らし込んでいます。ノイズが無いと音楽にスッと入って行けます。アンプ自体もシステムに馴染んで来た様で、音の「見通し」がかなり良くなって来ました。「見通し=透明感」と云った方が分かりやすいでしょうか?漸く本格的に音楽を楽しめる環境が整いつつあります。

久しぶりにWE101Dppパワーアンプ1号機を聴く

2018年11月17日 | ピュアオーディオ


暖気運転が完了して久しぶりにWE101Dppパワーアンプ(約1W/ch)を聴きました。



今回パワーアンプの比較試聴で、パイオニア:M4(50W/ch)、ディネッセン:アルタイル(150W/ch)、GE6550pp(約20W/ch)、WE101Dpp(約1W/ch)を同じソース、同じプリ(C3)のラインで聴き比べしました。

WE101Dppパワーアンプ1号(2号機は自宅システム用に別に有り)はチャンネル当たり1Wの出力しか有りませんので、LE8Tでは能率が足りませんので、D208システムをわざわざ持って来ての試聴です。出力が1Wしかないというのは大きなハンディになります。ただ、このアンプとGE6550pp orGE6550シングルアンプの3台は、内部配線を「特殊な銀線」で配線しています。



同じ内部配線を銀線でした3台を比べてもWE101Dppパワーアンプ1号機の質感はトップですね。Tr型のアンプではこの質感は出ませんね。さすがはWEの純正球です。この101D球のヒーター電圧は確か4.5V(一般のアンプでは6.3V)ですので、球が暑くなりません。人肌ぐらいにしか温度が上がりません。おそらく10万時間持つのではないだろうか?(STC4033L等も12年以上鳴らしても壊れていない)

このアンプは、そのままで使うにはSPの能率を考えないといけません。個人的にはJBLの#375やALTECの#288ドライバー用(100db以上)にマルチアンプで使うのが理想だと思います。

メインシステムの高域用パワーアンプ交換

2018年11月16日 | ピュアオーディオ


中央の縦型ラックの下から3番目のアンプ(GE6550シングルアンプ:5W/ch)を交換します。



アンプの入れ替えが終わりました。



こちらは低域用のM・レビンソンNo431L(FXヒューズ3本)です。FXヒューズとケーブル類で音の厚みがオリジナルの状態を遥かに上回ります。



こちらが2段目の中域用パワーアンプ。STC4033Lシングルアンプです。球はすべて英国製で統一しています。古典管級の部類に入る球達です。金色や灰色で塗装された初段管・次段管とSTC4033Lの組合せ。整流管もオールドムラードです。



アンプの交換が終わって、音量の調整をしながら2時間程聴きましたが、シングルアンプでは目一杯だったパワーを簡単に超えて、自分が欲しかった高域の音量レベルになりました。もうしばらくはじっくり聴きながら微調整をすることになります。この6550ppアンプはゲインコントロールが有るので「音量合わせ」が簡単に出来ます。

交換後、サウンドのバランスが変わりましたね。音の厚みも増してより「リアル」になったようです。


眠った管球アンプを使う前に

2018年11月15日 | ピュアオーディオ


このアンプはWE101Dppパワーアンプです。回路は新先生の回路を踏襲しています。1年以上眠らせて居たアンプなので「暖気運転」は欠かせません。



写真の様に「電源ケーブル」のみを挿し込んで、パワーSW ONの状態にします。そのままの状態で2時間以上通電します。これは真空管の「ピンとソケット」を十分通電させる為に行います。眠らせて置くと「酸化膜」やピンの「位置ズレ」等で接触がおかしくなっている場合が有ります。その場合、「でかいノイズ」が発生します。そのノイズでSPを壊すことも有ります。大体「ノイズ」がひどくて音楽が聴けません。

真空管が7本在ります。それぞれに4ピン以上は必ず使います。7本×4ピン=28か所もの通電をキチンとしなければなりません。プリアンプ等では12AU7等のミニチュア管が使って有りますので、ピンの数が倍にもなります。マランツ#7等の中古アンプを購入して、直ぐにシステムに繋いだら「ノイズ」でガッカリするでしょう。事前に暖機運転は欠かせません。モノに寄りますが5時間以上かかる場合も有ります。今回は8時間程予定しています。(2時間で接続したら盛大なノイズで降参しました)・・・眠らせる前はノイズが無い事を確認しています。

アンプの交換試聴

2018年11月14日 | ピュアオーディオ


アンプの交換試聴をしています。まず最初はベンチマークのC3+M4のライン。切れが良く弾んだ音で心地よいサウンドです。



次が、GE6550ppパワーアンプ。鳴らし始める前に2時間程暖機運転をしていました。半年ぶりに繋いで音出ししましたが、ノイズもなく順調な滑り出しです。1時間ほど聴いていると、M4より遥かに情報量も多く、質感も別グレードの良さです。ただ低域の再生はTr型と真空管のデバイスの違いが有ります。この辺が好みの分かれる処でしょう。



次に、ジョン・カール設計のディネッセン:アンタレスパワーアンプ。



相変わらず「残留ノイズ」が有りますが、音楽を聴きはじめたら気にならないレベルです。意外とD208システムを軽々と鳴らしています。150W/ch有りますので当然と云えば当然。このアンプはJC-2辺りと組み合わせて使うとサイズ的にも会います。重量は10KgでサイズもM4の半分以下の容積です。

これで安心してGE6550ppパワーアンプをメインシステムに持って行けます。

メインシステムに手を加える事を考えて居る

2018年11月13日 | ピュアオーディオ


写真の左側にマルチアンプのパワーアンプが写っています。高域のパワーアンプはサンエイ無線のGE6550シングルアンプ(5W/ch)です。このアンプのパワーがチョッと不足気味なのを以前から気にしています。



こちらの写真中央にGE6550ppパワーアンプ(20W/ch)が眠っています。このアンプは息子宅の低域で使っていたものですが、このアンプをオリンパスの高域に持ってくる事を数年前から考えて居ました。今年は「ケーブル類」の大幅なグレードアップをしたので、アンプ交換を見合わせていましたが、ケーブル交換から約4ヵ月経ちましたのでシステムも安定して来ました。

そろそろ交換しても良いかな?と思える様になって来ました。高域のパワー不足と音の厚みを改善したいと思っています。ダメもとで交換して見たいと思っています。ダメな時は元に戻せばよいだけの事。とにかくシステムの中で「音のバランス」を合わせればよいと思っています。ちなみにこのアンプも内部配線は特殊な銀線配線に交換しています。非常に高域も伸びています。2~3日暖機運転をして交換したいと思います。

LE8TとD208システムでは音のバランスが違う

2018年11月12日 | ピュアオーディオ


昨日D208システムを音楽部屋に持って来て鳴らし始めました。今までのLE8Tシステムと比較すると「音の軽やかさ」や「ヴォーカル」の質感が違います。周波数的にはLE8Tの方が下まで伸びていますが、「音のバランス」がまるで違います。聴いていて心地よいのはD208システムの方。自宅システムに相通じる部分が有る。

D130(自宅)の反応の良い軽やかな低音がD208からも聴こえる。元々D130(38㎝口径)の20㎝口径版がD208なので、系統が同じと云う事になります。個人的にはこのD130系の音が好きなんでしょうね。

ヴォーカルなど口径が小さいにもかかわらず非常に良い響きで鳴ってくれます。D208ユニットも最初期型の「ランシングマーク」のモノを選んで使っていますのでその辺にも音の良さの秘密が有るかも知れません。

人によっては「低音の出ないしみったれた音」と評される方もいますが、個人的には「なぜこの音の良さ」が分からないのだろうか?と疑問に思う事も有ります。個人的には非常に気に入っていますのでこのSPだけは手放さないつもりです。後15年以上経てば、本当の終のスピーカーになるかも知れないと思っています。

D208システムを音楽部屋に引き上げ

2018年11月11日 | ピュアオーディオ


3軒目に持って行ったD208システムを音楽部屋に引き上げました。オルソンシステムがいなくなってエクスクルーシブC3+M4のアンプラインが眠ってしまっていたので、こちらを鳴らすために持ってきました。3軒目で音楽を聴く事は現実的に無理でしたね。草むしりや部屋の掃除を短時間で済ませ、短時間の滞在しか出来ませんでした。



これでC3+M4のアンプが生き返ります。使ってやらないとアンプの活性化も出来ませんし、故障の原因にもなります。



当分はLE8TシステムのケンソニックC200+P300と交替で鳴らします。D208システムは20㎝口径ですが能率が97db/W有りますので軽々と鳴っています。メインソースはMD機のDM-7080を接続しています。CDはXLR→RCAケーブルにして接続していますが、音量コントロールが出来ない状態になっています。何故かな?・・・時々冒しな事が起きる。