Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

オリンパスシステムのウーハーLE15 について

2018年11月28日 | ピュアオーディオ


昨日紹介したD130と対照的なサウンドがLE15(LE15A)だと思います。明るい音色はそのままに、最低再生周波数帯域を30Hz以下に延ばしています。

このLE15のサウンドは本来のJBLサウンドと呼ばれるものでしょう。非常にパワフルで音の厚みが有り、エネルギッシュなサウンドを奏でてくれます。

私がこのユニットと出会ったのは、「コンサートマスターL-200」のサウンドを聴いたのが最初です。1972年当時「カルチャーショック」を受けました。それまで国産スピーカーをあちこち聴きまわりましたが、こんな鮮烈なサウンドは初めてでした。エネルギー感が全く違います。L-200はLE85との2ウェイです。生演奏の醍醐味がサウンドから溢れていました。以後、JBL派になりました。

このLE15はのちにLE15Aとなって行きます。私の場合、LE15Aのシリアル番号を若い方に遡って行った結果、このLE15にたどり着きました。使っているLE15はシリアル番号が#1000番台の多分最初期のロットです。フレームの色は「ブルー」です。このブルーのフレームは3000本くらいしか作られていなかったと思います。その後は「グレーフレーム」に変わっていきます。

16Ω品はおそらくシリアル番号#10000番以下だと思います。(過去に#7000番台を使っていました) 8Ω品になって「粘る様な低音」の癖が強くなった様に感じます。LE15Aと違ってLE15は非常に癖のないサウンドです。