Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

部屋の広さとスピーカーのサイズ

2018年11月08日 | ピュアオーディオ
日本の一般的なオーディオマニアのオーディオを聴く部屋の広さは「6畳」ぐらいだそうだ。東京近郊の関東圏では6畳の一部屋を使えるだけでも恵まれていると思う。元々の地元で農家や商売をされている方ならまた別の広さになるだろう。

田舎でもオーディオ専用の部屋になると職業(サラリー)の違いによって変わって来るだろうが、関東圏の部屋の価格を考えると田舎は確かに安い。一般的なサラリーマンでは6~8畳程度が主流になるだろう。田舎で農家されている方なら土地が有ればそう無理しなくても大きな部屋を作る事が出来る。

6~8畳程度の広さが一般的ならスピーカーのサイズは「ブックシェルフタイプ」(W350・D300・H600前後)で十分に事足りる。ウーハー径なら20~30㎝口径で良いだろう。90db前後の能率が有れば十分。それ以上のサイズのスピーカーを使うなら「狂信的な」と云う表現になるかもしれない。

45年前のオーディオマニアの中では38cmクラスのウーハーが1級品だと云われていた。能率も96~101db/Wの高能率型が良いと云われていた。これを6畳の部屋で使うとなると「狂信的な」と云う表現になる。そんな狭い部屋でも使える様にしたのが、JBLの#43シリーズのモニターSPやALTEC#620Aモニターだろう。当時はJBLが圧倒的に強くて、620Aなどを聴く処が少なかった。その関係も有ってか数が少ないので今では人気がある。自分でそのどちらも使って見て思うのは「雑誌の記事に踊らされていた」と思う。やはり、自分の耳で確認して初めて選択できる事なのだと・・・。

スピーカーで「表現」が変わるし、部屋とのサイズの関係も有る。年が若い方なら「自分の部屋に合ったサイズ」のスピーカーをお勧めする。間違っても「一人で移動できない」代物は避けるべき。良い部屋を持てた時に大きなスピーカーを入れたら良いと思う。ただ時間の流れで欲しいスピーカーが後日有るとは限らない。オーディオメーカーはどこも短命なのだ。そういう業界なのだと思う。