Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

眠った管球アンプを使う前に

2018年11月15日 | ピュアオーディオ


このアンプはWE101Dppパワーアンプです。回路は新先生の回路を踏襲しています。1年以上眠らせて居たアンプなので「暖気運転」は欠かせません。



写真の様に「電源ケーブル」のみを挿し込んで、パワーSW ONの状態にします。そのままの状態で2時間以上通電します。これは真空管の「ピンとソケット」を十分通電させる為に行います。眠らせて置くと「酸化膜」やピンの「位置ズレ」等で接触がおかしくなっている場合が有ります。その場合、「でかいノイズ」が発生します。そのノイズでSPを壊すことも有ります。大体「ノイズ」がひどくて音楽が聴けません。

真空管が7本在ります。それぞれに4ピン以上は必ず使います。7本×4ピン=28か所もの通電をキチンとしなければなりません。プリアンプ等では12AU7等のミニチュア管が使って有りますので、ピンの数が倍にもなります。マランツ#7等の中古アンプを購入して、直ぐにシステムに繋いだら「ノイズ」でガッカリするでしょう。事前に暖機運転は欠かせません。モノに寄りますが5時間以上かかる場合も有ります。今回は8時間程予定しています。(2時間で接続したら盛大なノイズで降参しました)・・・眠らせる前はノイズが無い事を確認しています。