Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

最近悩んでいる事

2015年07月21日 | 写真・カメラ・林道ツーリング


ここ1ヶ月ぐらいカメラの事で悩んでいます。現在NIKON D2xsをメインにして、D90をブログ用に使っています。現在は「写真を撮る」事の修行中です。「写真を撮る」と云う事はカメラの扱いに慣れたり、構図や絞り・シャッタースピード等の基本ラインを学ぶと云う事だろうと思います。ただ毎日似た様な写真を撮っていても無駄とは思いませんが、いささかマンネリは否めません。マンネリを打破して「楽しみ」にしたいと思っています。

自宅にはフィルム写真用のNIKON F3T・F-100、ヤシカフレックス(2眼)も眠っています。こちらも引っ張り出して撮りたいとは思いますが、なかなかそう云うシチェエーションが有りません。NIKONのF3T様に揃えた「マニュアルレンズ」(殆どがAI-S)も10本ぐらい15年ほど眠っています。そろそろこちらも使ってやらないとグリスがおかしくなって来そうだと思っています。購入する時は高いお金を払って眠らせておいたのではもったいないと思います。

何とか「NIKON マニュアルレンズ」を使える様にしようと考えています。最初に考えたのは、D90に取り付けて使えないかと云う事。D90の仕様を調べて行くと非CPUレンズ(マニュアルレンズ)の場合は、「M」マニュアルで使える様ですが測光が出来ません。単体露出計を使えば露出は何とかなりますが、手間暇が大変だと感じます。絞り優先AEが使えればいいのですが・・・。

D2Xsの仕様書では「マニュアルレンズ」でもAI/AI-Sなら絞り優先AEに対応しています。こちらでは使えそうです。しかしD2Xsは「大きく重いカメラ」です。持っているレンズは殆ど単焦点レンズなので、最低3~4本は持ち歩かないといけないだろうと思っています。使えるには使えるけど問題が有ります。



他に方法はないかと調べて行くと、「ミラーレスカメラ」にマウントアダプターを付けて、絞り優先AEがほぼ使えます。候補としてSONY NEX-5N(1600万画素)と FUJIFILM X-Pro1(1600万画素)を考えました。NEX-5Nはファインダーが有りません。X-Pro1はレンジファインダーの形状で好ましいと思いました。それぞれ価格がNEX-5Nは2万円ぐらい、X-Pro1は5万円近くかかります。NEX-5Nは金額的に安くて非常に魅力ですが、レンズにカメラがくっついた様なスタイルはどうも馴染めません。X-Pro1は魅力的な「写真」で非常に食指が動きましたが、このカメラは純正のフジノンレンズとの組み合わせの方が良さそうで、将来レンズにも手を出しそうで、ここでもう一度考え直す必要が有ると感じました。



結局、NIKONのレンズですので、NIKONのカメラで使えるモノを探す事にしました。D100や2桁機(D70,D80、D90)ではマニュアルレンズに対応していません。D200、D300、D300SやD700以降の3桁機では対応可能です。価格的にはD200(1000万画素)がもっと安く手に入りますが、D300(1200万画素)が良さそうだと判断しました。価格的には3万円以上しますが、マウントアダプター等の余分なモノが要りません。現在はこの辺で妥協して置いた方が良いと考えました。



現在はAPS-C機のみですが、将来は全て「フルサイズ機」にしたいと考えています。D4~D5(まだ出ていない)を考えており、マニュアルレンズ用にはD700辺りを考えています。それらを入手する為、今はじっと我慢して置くべきだろうと思います。素人が写真遊びをしているので過度に暑くならない様に・・・。実際APS-C機でも出てくる絵に不満は有りません。

原因が判らないがCDPが復活

2015年07月20日 | ピュアオーディオ


今年の3月末にCDPのSONY CDP-2700が突然「読み取り不良」になり使えなくなった。その後1週間以上内部を開けて清掃やレンズ磨きをしたがそれでも復帰しなかった。「ノーディスク」の表示なので、CDを認識できないでいた様だった。

あれから3ヶ月以上が経ち、そろそろ置き場所にも困り処分を考えていた。最後の確認のつもりでCDを入れSWをONにしてやると正常に読み込んでいる。「え!!!!」と思いプレイボタンを押して動作を確認すると「治っている」。

違うCDを何枚も持って来て試してみたが、何の問題もないかの様に正常に読み込んでいる。A820SPを使ったBGMシステムに組み込んで音出し確認もしたが、ipodよりキレの有るサウンドを出して来る。

「何故直ったのか?」・・・その原因を推定すると、故障発生の時も「突然読み取り不良」になっている。CDの認識不良の症状なのでピックアップに問題が有った訳ではない。今回突如「CD認識」が復活した事を考えると、どうも何処かの「コンデンサー不良」の様に感じる。3月の気温は5℃~15℃ぐらいで、今回の7月は20~35℃くらいの温度差が有る。コンデンサーは「化学反応」的な処が有り、温度と湿度に敏感です。気温が上がってコンデンサーのインピーダンスが下がって正常に戻った様だと感じている。

今回は有りがたい方向で復活したので、2度と同じトラブルを起こさない様に、使い続けて「正常化」を安定化させたい。

久しぶりにシステムの比較試聴

2015年07月19日 | ピュアオーディオ


一昨日、一枚のCDを使って各システムの聴き比べを実施しました。聴き比べの順は①D208system ②#4311system ③オリンパスsystem の順です、使った曲は内田光子/モーツァルトP協23番。この23番は非常に有名な名曲です。



現在のサブシステムの状況です。SPシステムが3セット有りますが、手前のA820はipodを使って完全なBGM用にしています。



まずはD208systemから聴き始めました。軽く反応の良いスピード感のある演奏で有りながら、弦楽器やピアノに艶が有り非常に好ましく思えます。



ドライブしているアンプはサトリのミニプリ+パワーの組み合わせ。これで「音の厚み」がもう少し有れば本格的に楽しめると思います。この「音の厚み不足」がミニアンプをメインに使えない理由です。



次は外側の#4311モニター。D208を聴いてからこのシステムを聴くと「本格的」なシステムになった様に感じます。アンプもケーブル類も1段グレードが上がっていますので、全てにおいて一段上のサウンドを出して来ます。低域が30cmでしっかり下の方も伸びていますので、スケール感を大きく感じます。特筆すべきは中高音の伸びの良さですね。3.6cmコーン型とは思えない程良く伸びています。しかもその質感に何とも言えぬ「キレ」と「音色」が有るので、音楽性を非常に高く感じます。(多分プリアンプの性)聴き惚れて聴き入っていました。満足な出来映えです。欲を云えばCDPとパワーアンプのグレードを上げたいですね。

もっとも、このサブシステムの中でハイエンドクラスの機器はこの「管球プリアンプ」のみ。このプリを使っているので、この判断は当たり前かも知れません。組み合わせているパワーアンプのSONY SRP-P2070は3台目になります。今年4月から使い始めてようやく3ヶ月ほど経って「活性化」して来たようです。このアンプシステムはそのままで、D208と4311のSPを入れ替えれば、判断は逆転する事でしょう。



最後にメインのオリンパスシステム。このシステムの全ての電源を入れるだけで10個以上のSWを入れなければなりません。事前に2時間前に入れて置いて「試聴」しました。答えは単純明快。「モノが違う」のは致し方ないが、4311システムが健闘しているのが判る。音の線の太さ(スケール感)と音の厚みがまったく違うし、音数の多さも違う。それでいて、このシステムで聴き出すと「眠ってしまう」。それくらい心地良く安心して聴いていられる。#375を使うと「飛んでくる音」で大体の方は「耳にキンキン」とした音が出て来るのですが、このシステムではそういった音は皆無です。殆ど威圧感の無い音でありながら、音数の多さやヌケ・キレ・ノビを並立させています。低域の沈み込む様な音やピアノの弦がユニゾンを作りだしている処まで聴き取れる程です。

演奏者も新しい表現方法を模索している

2015年07月18日 | ピュアオーディオ
昨日比較試聴に疲れて何気なくFM放送に入れて見たら、モーツァルトの40番が流れていた。PM:5時20分

「交響曲 第40番 ト短調 K.550」  モーツァルト作曲
                      (34分32秒)
       (管弦楽)ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
             (指揮)ニコラウス・アーノンクール
            <SONY SICC30170-1>

ワルターやベーム、カラヤン、バーンスタイン等の演奏とはまったく違った解釈で、「ザックリ」した演奏でした。最近の録音らしく弦楽器の質感等録音は良い状態だ。しかし、こう云った解釈の演奏も有るのか?・・・と感じた。「良いか悪いか」では無く「好きか嫌いか」になる。時々こう云った「ザックリ」とした演奏を耳にする事が有る。他にも今までの解釈の延長の演奏では無い演奏も聴いて来たが、好きな場合も有れば嫌な場合も有る。でも勇気の有る方だ。

カルミニョーラのビバルディ「四季」も従来の演奏の延長ではないが非常に好ましく感じる。演奏者たちも従来の延長では無く、新しい演奏を求めて開拓しているのかも知れない。

3D低音の実験(過去に実施)

2015年07月17日 | ピュアオーディオ


過去に3Dウーハーの実験をした事が有ります。使った3DウーハーはYST-SW1000やYST-SW45(4台)です。YST-SW1000はALTEC A7との組み合わせで実験しました。



YST-SW45は4台も使って4chの実験もしています。使い始めた直後は「低域」が伸びて、エネルギーバランスが良くなり、スケール感が良くなった感じを受けます。



しかし、じっくりと使って行くと「質感」の違和感が判って来ます。自宅でも実験しましたが、1ヶ月で撤収しました。自分のメインのSPは全て高性能な「特殊銀線」に交換しています。これに対してYSTは内部に手を入れる事も出来ません。アンプ内蔵で有る事や、使って有るパーツのグレードがメインSPと合わないので「質感」の面で到底追いつけません。

YST-SW1000をALTEC A7と組み合わせた時も同じ感覚を受けました。使えるレベルにボリューム調整(40Hz以下をかすかに補強する程度)しても、じっくりと聴き込んで行くと「質感に違和感」を覚えて、最終的には撤去になりました。

3Dウーハーのユニットのグレードやサイズ、内蔵パワーアンプ、SP内配線、端子類のパーツのグレードアップ等に手を入れれば、使えるようになるとは思いますが、相当な出費を覚悟しなければなりません。安直に「低域を補強すれば良い」ぐらいの考えではピュアオーディオでは使い物になりません。AVで映画を迫力満点の重低音で楽しむ様なシチェエーションでは使えると思います。「音質メイン」の考え方ではグレードが合いません。

テレフンケンのSPの思い出

2015年07月16日 | ピュアオーディオ


テレフンケンRB46と云うSPを2セット使っていた時期が有ります。非常に軽くパリッとしたコーン紙で作りの良さを感じました。



元々は「直出し配線」のSPケーブルが付いていましたが、「ラジオ」みたいな音で平行してしまい、内部配線をブラックスーナーに交換して使っていました。



内部はコーン型の3ウェイになっていて、一番下にツィーターが有ります。元々この個体はUSAロスアンジェルスのスタジオでモニター用に使われていたモノで、一般のRB46とはサランネットの形状が違います。



元々使って有ったSPケーブルは、昔のラジオに使って有った様な細く柔らかいケーブルで、ケーブルの音がそのまま出ていましたね。写真に有る等にφ11mmのブラックスーナーに交換して「激変」しました。多分60年ほど前のSPだと思いますので、当時はモニターSPとして使えたのでしょうが、低域も高域もそれほど伸びてなく、中音重視のサウンドです。

このSPで聴く音は、その昔映画やTVで見たナチスドイツの音そのモノでした。意外とヴォーカルが良く、女性ヴォーカルを楽しむには良いと感じました。

以前のミニミニSP達の経験

2015年07月15日 | ピュアオーディオ


2012年7月のモニタールームの写真です。RCA箱システムやALTEC#612Aシステムが有りますが、ミニミニSPも有ります。





これは昨年まで持っていたMarkAudio CHP70v2-1(10cm)フルレンジSPです。内部配線も銀線化し、メッシュのプロテクターも付けて、使い続けようとしていました。なかなか気に入っていたのですが、やはり「低域不足」を感じて手放しました。ユニットのサイズから来る限界がどうしてもあります。



TB(ダンバーグ) W3-582SB(8cm)ユニットを使ったSPです。箱もフォステク用のモノを入手し、塗装も家具塗装して奇麗に作成しました。もちろん内部配線にも気を使っています。



TB(ダンバーグ) W3-593SG(8cm)ユニットを使ったSPです。上述と同様に作成しています。色をチーク調にして見ました。

これくらいのサイズになると、低域が100Hzくらいしか出ません。「ツィーター」として使った方が良い感じがします。20cmクラスのフルレンジにツィーターとして加えると高域が伸びて、周波数レンジが整います。

都会では隣の部屋に気を使ってしまいますので、これくらいのサイズでないと使えない方も大勢いらっしゃると思いますが、これらを大量に販売するとなるとなかなか難しいのです。価格自体が2万円以下になりますし、趣味で作る程度しか出来ません。

この所サブシステムばかりを聴いている

2015年07月14日 | ピュアオーディオ


7月に入って蒸し暑い日が続いて少々疲れ気味になっている。こんな時はメインSPと面と向かって「格闘」する様な気力が出ない。メインシステムも2時間/日ぐらいは灯を入れて鳴らして入るが、「維持管理」の為と割り切っている。



サブシステムも#4311、D208system、A820には専用のアンプを組み合わせている。簡単に切り替えして聴きたいなら「SPセレクター」を使えば簡単に切り替える事が出来るが、今までもこれからも多分「SPセレクター」は使わないと思う。市販のSPセレクターでは「音質劣化」が激しい為使い物にならない。自作で「音質対策」して作る事もそう難しい事ではないが、アンプとSPの組み合わせを探る事や相性や使い勝手を考えるとそれぞれを独立させていた方が良いと思っている。

サブシステムのスピーカーの音質に順番を付けるとすれば、#4311>D208>A820の順番であろう。アンプシステムも同じ順番で有る。アンプシステムを入れ替えればSPの順番も入れ替わる事が有る。#4311は文句なしに良く出来た音になっている。普通の方ならメインシステムにしても満足出来るグレードで有る。D208systemも#4311に劣らない音楽性が有る。お気に入りはもちろんD208system。現在このシステムを一番良く鳴らしている。



しかし、メインシステムを聴いてしまうとサブ機達は「サブサブのサブ」機ぐらいに聴こえてしまう、それほどメインシステムとのグレード差は歴然と有る。メインシステムは「生演奏の再現」を目標に作り上げたシステムで、資金・物量・技術・ユニットの選択・アンプの組み合わせ等の吟味の状態が違う。単純に音のスケール感や音の厚み・太さ・周波数レンジの広さ等が決定的に違う。ただ欠点は機器の数が多く、SWを入れて行くだけでも苦痛に思える時が有る。聴く時も「音楽と対峙」する様な聴き方になるので、体調が良い時でないと聴かない様にしている。


ipod systemを触って遊ぶ

2015年07月13日 | ピュアオーディオ


台風の影響で、猛暑とぐずついた天気に身体が弱っています。体調がイマイチの時には、ダラダラと音楽を流していたくなります。丁度良いのが「ipod system」です。4Gと80Gのipodが数年眠っていましたのを先月思い出した様に引っ張り出しました。



SPもJBL A820ヴェッキオが1セット余って出て来ましたので、超小型プリメインで鳴らしています。80Gのipodクラシックには4~500枚のCDを入れています。クラシックかJAZZに分けていますので、その時の気分で「全曲」コースで鳴らし続けています。昨日はクラシックコースで一日中鳴らしていましたら、聞き覚えの無い曲が数曲入っていました。なかなかのオーケストレーションだったので、誰の曲か?タイトルを確かめると「ヴォーン・ウイリアムス」の交響曲全集でした。2番の「ロンドン」は時々引っ張り出して聴きますが、6.7.8.9番辺りは殆ど聴かないでほったらかしていたのでした。

「ヴォーン・ウイリアムス」はラベルの弟子の中でも変わり種だったらしく、ラベル自身気にかけていたそうです。

オーディオ趣味は厄介だ・・・

2015年07月12日 | ピュアオーディオ
世の中には沢山のスピーカーが有り、サイズ的に超小型から超大型まで有る。アンプもSP同様超小型~超大型まで有る。出力も数ワットのアンプから1000W/chオーバーのモノまで有る。これらの中から気に入ったモノを選択して使っているのが現状だ。

問題はサイズだけの問題では済まない。デザインやモノ作りの考え方も各社各人様々な多様性が溢れている。一般的に有名オーディオ雑誌を読んで、その影響で自分の好みに近い機器の選択や組み合わせをしている。

リスナー(オーナー)も様々な多様性を持っている。聴く音楽のジャンルや音量・質感も違えば、目的も違う場合も有る。「聴く耳」の鍛錬度も各人各様で、一緒に聴いていても、有る人には聴こえている音が有る方では聴こえていない事も十分考えられる。現状では一般論では語れない部分が多すぎる。

「音楽」は「時間の芸術」である点も可視化や数値化を難しくしている。音の「一瞬・一瞬」の積み重ねが音楽であり、この一瞬にどれだけ沢山の情報を出せるかでも音の響きや聴こえ方も変わってくる。

ほんにオーディオ趣味は厄介だ。基準が無いのが最大の厄介なところだろう。