Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

私がお勧めするJBLのSPユニット(上級編)

2015年07月06日 | ピュアオーディオ
私がお勧めするJBLのSPユニット(上級編)になりますと、「2インチスロートコンプレッションドライバー」を使ったシステムに成ります。2インチスロートコンプレッションドライバーと云えば#375ユニットに代表されます。JBLオリジナルのSPシステムで「#375」ユニットを使ったシステムには、「ハーツフィールド」、「パラゴン」、「オリンパス」等が有ります。最近では「エベレスト DD-6600・6700」等が有ります。



「ハーツフィールド」も「パラゴン」はモノーラルからステレオへの移行期に作られていますので、ハーツフィールドは本来モノーラル、パラゴンは一体型ステレオ仕様に作られています。ハーツフィールドは手に入れようとしても古く時間が経過しているので、なかなかお目にかかれません。パラゴンのデザイン性は素晴らしいと思う。が、しかし、これを使いこなすにはデザインの為に色々制約が出て来ます。

JBLのSPユニットで有名なモノは、J・B・ランシング氏が開発したD130(38cm)が有名です。他にはウーハー:150-4C(38cm)、LE15やLE15A(38cm)が有名です。組み合わせるウーハー箱もバスレフ型やフロントロードホーン型、バックロードホーン型と色々選択出来ると思います。1発にするか2発にするかでも低音の表現力が変わって来ます。

中音は「#375」に尽きると思いますが、初期型は灰色仕様の初期型が存在します。同じ#375の中でも希少性や音質が良いと云われています。実際に自分で使った事は有りませんが、ハーツフィールドオリジナルの灰色仕様#375を聴いた事が有ります。技術を持った方が使えば相当の性能を出す事が出来るでしょう。
#375にはHL88・HL89・Hl90や2350の様なラジアルホーンや2397の様な木製ホーンも有ります。組み合わせるホーンを何にするかでシステムの性格が変わって来ます。

ツィーターは1970年以前は#075とLE20ぐらいしか有りませんでしたが、プロ用の#2405や077等のユニットが出て来て、高域特性が伸びて広い周波数レンジのシステムが作れるようになっています。

上述したユニットをどの様に組み合わせ、どの様なセッティングで使うかでサウンドが大きく変わって来ます。古いユニットは当然「中古」でないと手に入りません。奇麗なユニットを手に入れようとすれば少なくとも2セット買って、良いモノだけでペアを組んで行くしか有りません。1回で奇麗で正常なモノを手に入れるのは至難の業です。

また単にシステムを自分で組むと云っても、ユニット自体それぞれに10Kg以上の重量が有りますの一人で取り付けるのは難しいです。最低二人いないと組み付け作業が出来ないでしょう。