Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

10年後・20年後のオーディオ業界はどうなっているだろうか?

2015年07月24日 | ピュアオーディオ
オーディオ業界は「団塊の世代」と共に栄枯盛衰を迎えたと思っている。現在「団塊の世代」は65才~70才ぐらいに居る。オーディオ技術を持って生業にしている人も殆どが60歳以上だと思う。そうなると現在40代や50代の方達のオーディオ業界の環境は先の無い状態になって来るように思えて来る。

「音楽好きでオーディオ好き」な方はどの世代にもいるが、業界を構成する様な人員環境は今後望めないとも思える。現在高値の花の「ハイエンドクラス」の機器を持っている方でも、10年後・20年後機器の故障は避けられない。例えばコーン紙のエッジ交換やケーブル類、機器の修理と云った「アフターケア」が出来る方達がどんどん居なくなる。販売店の店員ならいくらでも補充できるが、機器の修理には部品と交換スキル・修理スキルが要る。技術を持った方が極端に減少して来ると推測出来る。そうなると、今までの様に簡単には復元できなくなってくる。

だから自分は「壊れないシステム」に近づけようと考えている。消耗パーツは「予備部品」(例えば真空管等)をストックして、一生分を溜め込んでいる。コーン紙はウレタンエッジを使わない超寿命のタイプにしている。私もこれから先どれ位生きられるか判らないが、20年先を見据えて、このままの趣味を続けられる様に準備をしている。

現在40代や50代の方達は、出来ればケーブル作成やコーン紙のエッジを貼り変えれるぐらいのスキルを身につけて置かないと、趣味自体の継続性を維持できなくなる可能性も有ると思っている。