テレフンケンRB46と云うSPを2セット使っていた時期が有ります。非常に軽くパリッとしたコーン紙で作りの良さを感じました。
元々は「直出し配線」のSPケーブルが付いていましたが、「ラジオ」みたいな音で平行してしまい、内部配線をブラックスーナーに交換して使っていました。
内部はコーン型の3ウェイになっていて、一番下にツィーターが有ります。元々この個体はUSAロスアンジェルスのスタジオでモニター用に使われていたモノで、一般のRB46とはサランネットの形状が違います。
元々使って有ったSPケーブルは、昔のラジオに使って有った様な細く柔らかいケーブルで、ケーブルの音がそのまま出ていましたね。写真に有る等にφ11mmのブラックスーナーに交換して「激変」しました。多分60年ほど前のSPだと思いますので、当時はモニターSPとして使えたのでしょうが、低域も高域もそれほど伸びてなく、中音重視のサウンドです。
このSPで聴く音は、その昔映画やTVで見たナチスドイツの音そのモノでした。意外とヴォーカルが良く、女性ヴォーカルを楽しむには良いと感じました。