Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

ノイマン W444STA ラインプリの鳴らし込み

2014年01月20日 | ピュアオーディオ

ノイマン W444STA ラインプリを使い出して楽しんでいます。まだ使い出したばかりなので「音質評価」は出来ないと思います。W444STA本体と電源部や内部配線等を活性化させないと、本当の実力は出てこないと思う。

現状では「フラット」な印象で、味付けが少ないように思います。その点管球プリ1号や2号の方が独特の味があり、音数も多く雰囲気が出ます。

W444STAのラインアンプユニットのみでも活性化させるには、累計1000時間は鳴らし込まないと出てこないと感じます。その間自宅に居座る事は出来ないと思う。現在物珍しいうちに管球プリ1号と2号を完成させたいともくろんでいます。

1号は最終点検に出そうと予定しています。2号はプリント基板の裏打ち作業をしていますが、1回目はトラブルが出て、再度トラブル除去をやっています。プリント基板の配線の間隔が狭いので、口で言うよりは実際の作業は大変なのです。


昨夜は同好会のオフ会

2014年01月19日 | ピュアオーディオ

昨夜は35年続くオーディオ同好会のオフ会を「オリンパス部屋」で行いました。オリンパスシステムをお聴かせするのは約1年ぶり。一昨年12月に8年間鳴らしこんだC-290を手放し、昨年12月に再度C-290を導入し・・・と何をしているのやら。久しぶりに全メンバーが揃いました。

新しいC-290も鳴らし始めて約1ヶ月。オフ会の最中にもプリからノイズが賑やかに出ていました。実際に「活性化」している現場の音を確認されて、「こんなノイズが出るの?」と質問されました。普通はこの様なノイズは出ませんが、長く眠った機器では出ることが有るのです。(経験)

20時から始めて、アンプが暖まってきた22時ぐらいには繊細な音も出るようになり、「旧事務所の時の質感を上回る様なサウンド」が出始めたとの事。(Hさんの弁)

個人的には、鳴らし込みも1ヶ月ではまだまだ足りません。チョッとボリュームを上げると高音がキツク感じます。最低3ヶ月以上(累計500~600時間)鳴らし込まないと本当の機器の実力は出てきません。

今日も1日中、やや大きな音量で鳴らしていましたが、昨夜出た「ノイズ」は皆無になりました。もう少し様子を見ないと何とも云えません。毎回同じ部位が鳴いていたんだと思います。それが完全に「導通」するとノイズはなくなります。ノイズが出なくなると昨夜もそうでしたが、音質がワンランクアップしてくれます。


ノイマン W444STA プリを自宅システムへ

2014年01月18日 | ピュアオーディオ

昨日入荷したノイマン W444STAラインプリを昨夜は自宅システムに組み込みました。自宅システムに組み込んだ第一印象は「フラット」なバランスだな・・・と感じました。

今まで管球プリ1号の高域の無い再生音でしたので、高域がまともに出ている事で安心しました。まだ接続したばかりなので音質の評価はまだ出来ませんが、「意外とまともな音」がすると感じます。WE101Dppパワーアンプとの相性も良く、ゲイン位置は非常に低い位置から使えます。ネットで調べると「高級プリ」にも匹敵すると書いて有る所も有り、ある意味ではその通りかもしれません。

重量的にも5Kgにも満たない重さで、逆に軽すぎる印象なので、将来木箱に入れてやれば更に落ち着いたサウンドになるのではないかと思う。

フェーダーは左右同時移動になりますが、非常に良く作られていて、操作は非常にイージーです。入力は3系統有りますので使い勝手上問題なく普通のプリとして扱えます。

取りあえず自宅システムに納まり、管球プリ1号が浮いたので最終調整に入れるようになりました。現状でも管球プリ1号の表現力はW444STAラインプリとは一線を画します。


ノイマン(Neumann) W444STA アクティブフィーダープリを入手

2014年01月17日 | ピュアオーディオ

Neumannw444sta4

ノイマン(Neumann) W444STA アクティブフィーダープリを入手しました。以前から「フィーダープリは良いよ・・・」と教えていただいていたのですが、なかなか手にする事が出来ませんでした。
Neumannw444sta8

録音用コンソールに使って有るボリューム部分ですが、中にステレオ分のラインアンプが入っています。単体では電源が有りませんので使えませんが、24Vの電源を組み込んで有るモノをマニアの方から入手しました。非常に手なれた電源ラインだと思います。シンプルです。

Neumannw444sta11

内部のラインアンプは初期型のOA12が使われているシリアルNo1400番台です。ラインアンプの中までは今回は開けていません。
Neumannw444sta12

ラインアンプからの出力は本来コネクターで接続されるものですが、単体のラインアンプとして使うので、端子から直接取り出して有ります。ピンは位置が判れば難しい配線では有りません。

Neumannw444sta16

早速音出し確認です。送られて来たそのままで音出し確認をしました。特に問題なく使えます。フィーダー(ボリューム)の操作も至ってスムースで違和感は有りません。音質は同じラインで繋いでいたマッキンC29よりは明瞭に感じます。中域の密度の有るサウンドだと思います。ヒューズを調べると一般のヒューズでしたので、フルテックのヒューズに交換しましたら更に明瞭度と力感が上がり、1級品のサウンドになると思いました。

まだ来たばかりですので、これからラインアンプユニットの本領を発揮させる為に、IN・OUTと電源ケーブルを最上級のケーブルにして「活性化」をさせて行きたいと思います。これなら自宅システムに持ち込めそうです。既に作って眠っているフォノイコ(スペシャルチェーン)と組み合わせて見たいと思います。


2枚の「バッハ ヴァイオリン協奏曲集」

2014年01月16日 | ピュアオーディオ

2枚の「バッハ ヴァイオリン協奏曲集」の聴き比べをして見ました。
Hirari_haan

1枚目はヒラリー・ハーン。バイオリンの独奏部が非常にわかりやすい。
Suwanai
2枚目は諏訪内晶子さんのバッハ バイオリン協奏曲。

同じ曲を聴き比べますと、まるで違う曲のような印象を受けます。どちらが良い・悪いではなく、好みの問題と思いますが、ヒラリー・ハーンの演奏の方が聴き易さを持っているように思う。諏訪内さんのバッハは、録音の問題も有ると思うが、「精神性」の高い演奏になっている様に思う。


今年の計画

2014年01月15日 | ピュアオーディオ

オリンパスやその他のシステムの「鳴らし込み」に追われて、まだ今年の計画(目標)を作っていなかった。昨年は「プリアンプ」に泣いた1年だった。せっかく鳴らし込んだプリを手放し、また買い戻す様な事をしてしまった。

「プリアンプ」の重要性は、「システム全体の表現力の要になる」と判っているつもりであるが、まだまだ認識が足りないと思う。今年は「一生使えるプリを選び出す」事を目標としたい。手軽に買えるプリなら問題はないのだが、多分何年かかけて探さないと手に入らない機器になると思う。

CDPやSP・パワーアンプは自作品も含めて色々と取り組んでようやく落ち着いている。これで一生行っても良いと思っている。それに対してプリアンプはまだまだ追求が足りない。昨年2台の自作プリに移行する予定だったが、まだ「完成」していない。もう一息の所と思うがまだ紆余曲折が有りそうだとも感じる。

過去の名器達(マランツ#7やレビンソンの一連のプリ群等)や最新のプリの音も再確認したいし、自分の求めるサウンド(システムによって違う表現力)に合うかも確認したい。他にフェーダーの音も確認して見たい。アクティブフェーダーとパッシブフェーダーの違い等も確認したい。まだまだ知らないプリが沢山あるので、情報収集や勉強の1年となるでしょう。


今日もまた歪が・・・

2014年01月14日 | ピュアオーディオ

オリンパスのプリC-290を導入してまだ1ヶ月もならないので、毎日「鳴らし込み」に専念しています。先日A730のインレットヒューズも交換しているので、早く馴染ませたい願望もあり、今日も朝から鳴らし続けています。

久しぶりにカラヤン/BPO「ブルックナー交響曲9番」を大音量で再生していましたら、トッティの部分で「ジジジ・・・」とノイズが・・・・。Lchのバイオリンの帯域で音の硬い部分(塊)がありましたが、その「ジジジ」の歪(ノイズ)の後には、スキッとヌケた音がして来ました。C-290の内部が少し活性化した様です。

「活性化」を実感する事は珍しい事です。前にも言ったように、当方のC-290は長い間眠っていたアンプの様ですので、内部を活性化させるだけでサウンドはどんどん良くなっていきます。だいたい約1ヶ月ほどで大きなバラツキが無くなって来て、その後は少しづつ右肩上がりで良くなって行きます。約3ヶ月ほど(累計約500~600時間)で、本来の性能ぐらいは出てきます。更に3ヶ月(合計6ヶ月)もすれば、対策した音質アップの効果もフルに出てくるようになります。

まだまだ先は長いのですが、毎日コツコツと鳴らし込みの努力を続けるしか有りません。初心者もベテランもプロもこの「活性化期間」に近道は有りません。どんなにスキルやノウハウを持っていてもこの「鳴らし込み」による活性化をさせないと、それ以上の音質アップは望めません。


オリンパスシステムへの音質対策

2014年01月13日 | ピュアオーディオ

オリンパスシステムの機器にはすべてフルテックのオーディオグレードヒューズに交換したと思っていたが、一つ漏れている処が有った。それはスチューダーA730のインレット部分のヒューズです。A730のヒューズ交換をする時に、内部に1A×2本、2A×2本のヒューズが使って有り、これだけだと思っていた。ネットサーフィンで遊んでいたら、インレット部分のヒューズホルダーの写真に出会った。その写真には2本のヒューズが使って有る。

と云う事で、早速A730を外して、インレット部分を良く見てみると、なるほど外せるようになっている。何とか外してヒューズ交換をしました。(一昨日の夕方:11日)

EMT#981も同じ様な仕組みになっていて、内部に6本のヒューズが使って有り、インレットの処に1本使って有ります。こちらも内部のヒューズ交換を先にして、最後にインレット部分の交換をしました。内部のヒューズ交換だけでもかなりの音質アップをしましたが、最後のインレット部分の交換をしましたら「激変」状態に良くなりました。この経験からA730のインレット部分への対策は非常に音質アップに寄与すると思います。

当日はチェロのDACにも「秘密アイテム」を投入し、A730への対策と同時に効果確認となりました。交換した当日は2時間程しか鳴らせず、翌日も1日中鳴らしていました。当初は「中音」のみしか出ていませんでした。しかし音の厚みやキレは「激変」レベルの感じがしました。昨日の夕方ぐらい(累計7時間程)から低域と高域が少しづつ出始めるようになりました。まだ鳴らし込みが必要と思いますが、旧事務所の時の質感を越え始めました。この1週間ぐらいはじっくりと鳴らし込みが必要だと思います。


昨日比較したブルーレイプレーヤーについて

2014年01月12日 | ピュアオーディオ

昨日使ったPioneer  BDP-160-Kについて補足説明。

ブルーレイディスクを使った再生音は、比較したSACDプレーヤーとは格段に良かった。昨日も述べたが、音のバランスがピラミッド型でどっしりしていて、奥行き感が素晴らしく表現された。

ただ、細かい音については鳴らし込みをして見ないと、何処まで良くなるかは見えていない。チョイ聴きでの判断だけでは全てを見れていない。

使い勝手については、「ビデオ」の範疇で、曲の頭だし等は出来ないようだ。従来のCDPの様な使い勝手とは行かないようだ。でも価格を考えると使って見ない手はない。¥12000位ならオコズカイの範疇だろう。

オリンパスシステムで比較試聴したのだけれど、オリンパスシステム本来のCDPシステムと比較すれば音のキレ・ヌケ・ノビ、エネルギー感や実在感等比較してはいけません。


ブルーレイプレーヤーの実力

2014年01月11日 | ピュアオーディオ

今日は先週ご紹介した常連のお客様が、クラッセのSACDプレーヤーとパイオニアの安モノブルーレイプレーヤーをお持ちになりました。当方のスチューダーA730を外して比較試聴をさせていただきました。

Classe_omega_sacd27

クラッセ(CLASSE)  OMEGA SACD2(¥1,239,000税込)です。
Classe_omega_sacd21

内部は上の写真の様になっています。蓋を一度開けると一人では閉められないようです。加工精度なのか設計がおかしいのか大変な思いをしないと蓋が閉まりませんでした。

Pioneer_bd_bdp160k1

対して、比較する安モノブルーレープレーヤーPioneer  BDP-160-K(約¥12000円)です。非常に軽く、いかにも安モノっぽいです。

Pioneer_bd_bdp160k2

比較試聴に使った曲はクライバー/ウィーンフィル「ベートーベン交響曲5番」です。

試聴の感想は、まずCDの聴き比べ。

CLASSE  OMEGA SACD2 では透明感が高く非常に良さそうに聴こえましたが、音の厚みが薄く、2次元の世界でしたね。
これに対し、Pioneer  BDP-160-Kは音の厚みが有り、しっかりした音のバランスが有ります。奥行き感が有り、安モノのイメージが覆ります。

次にPioneer  BDP-160-Kでブルーレイのソフトを聴きましたが、こちらは更に音の厚みが有り、奥行き感も素晴らしいモノが有りました。

価格には¥100万円以上の差が有りますが、音質は安モノブルーレイプレーヤーに負けていますね。これなら安モノブルーレイプレーヤーの方を取ります。見栄さえ張らなければ廉価なプレーヤーで十分ですね。

今回の試聴には送り出し用にケンタウルス、電源ケーブルにベラトリクスのゴールドスターシリーズを使用しました。安モノプレーヤーに高級ケーブルの組合せの方がコスト的にも音質的にも数段上の再生をします。次は私もPioneer  BDP-160-Kを買おうかと思っています。