Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

管球プリ1号の鳴らしこみによる変化

2014年01月04日 | ピュアオーディオ

管球プリ1号の最後の配線交換は「6本の球のヒーター線交換」がメインで、他にアース線も全てゴールドスターの配線に交換しました。

交換が終わったのが12月31日の15時位。当日は自宅に持って帰り、6時ごろから夜中の3時くらいまで聴きました。その結果は、「霞がかかった様な音」、「バイオリンがビオラになった音」でした。とにかく高域不足とベールが何枚もかかった様な音で、明瞭度も殆ど感じられない状況でした。このとき頭に浮かんだ原因が①NFBの不具合 と②鳴らし込み不足(パーツのふん詰まり)の2点でした。

今までこんな酷いふん詰まりの仕方は経験がありません。非常に優秀なケーブルに交換する訳ですので、交換直後から「音数の増加」と「質感の向上」ぐらいは感じられるだろうと予想していたのですが、ものの見事に裏切られました。

正月元日の時点で、NFBの問題ならば正月明けにゴットハンドに見てもらう予定でした。この間、何日か「鳴らし込み」をする時間を作って、「パーツのふん詰まり」(今回は真空管12AX7 6本)を確認するつもりでした。

31日(9時間)、1日(5時間)、2日(5時間)そして3日6時間も続けています。その間少しづつ良くなる傾向を感じてはいました。それが本日の23時頃(累計25時間)からガラリとサウンドが変わって、「バイオリンがバイオリンの音で鳴る」様に変化してくれたのです。明瞭度も上がって来て、もう一歩のところまで来ました。

「勘違い」の間違いをしなくて済んだようです。もう少しこのまま鳴らしこんでやれば正常なサウンドになるでしょう。これで一安心です。NFBが原因でなくて良かった。しかし紛らわしい不具合現象でした。

今夜はこのサウンドを決定的に鳴らし込んで、逆戻りしないようにしたいと思います。