RCA箱システムのパワーアンプをMC2600にして、この1ヶ月づっと聴いていましたが「欲求不満」が溜まっていましたので、パワーアンプをTrail仕様 6L6ppステレオアンプに交換しました。
MC2600で気になっていたのが
1)音のヌケ・キレが今一。
2)音の輪郭がぼやけている。
3)聴いていて心が弾まない。
これをTrail仕様 6L6ppアンプに交換しますとほぼ解消されます。音数の増加、ヌケ・キレの大幅な改善、高域の張り出し、余韻の増大、SN比の大幅改善・・・。
これでこのシステムの不満点が大幅に改善されました。心地好さが戻って来ました。
MC2600も良いアンプですがプラグ類の質が悪いのでどうしても「音がくすむ・ナロー・ボケる」方向に行きます。その大きな原因が「真鍮製」のSP端子です。しっかりと固定は出来るのですが「真鍮」の材質そのものに原因が有ります。
それともう一つ、マッキンは117V仕様で作ってありますので、日本で使う場合は117Vへステップアップトランスを使って電圧を上げてやらないといけません。100Vでは音数や音のキレ・ヌケ等の不満が出てきます。
これに対して6L6ppのTrail仕様アンプはXLRソケット、SP端子にフルテックの最高級ロジウム仕様を使っています。SP端子だけで¥17000円かかっています。球は6L6のメタル管ですので最高に良い音質の管では有りません。WE350BやSTCの6L6Gを使えばまだ数段音質が上がります。一聴すれば判るぐらいの変化をします。
モニタールームで1日中音楽を鳴らす用途で使いますのでこのメタル管の音質でも十分納得でします。長寿命で安価なのがうれしい所です。