今日は外ではものすごく暑く何もする気になれません。こんな日にはクーラーのかかる部屋で音楽三昧が良さそうです。
オリンパスのウーハー LE15Aを150-4Cに交換が必要か?を考えたくて午後からベートーベンの第4,5交響曲をギュンター・バントの指揮/北ドイツ放送交響楽団の演奏で確認しています。
LE15Aはオリジナルでは「粘っこい低音」がしていましたが、このオリンパスでは「吹け切る」様な鳴り方をします。パワーアンプさえ温まればD130顔負けの「反応の早さ」で重低音を出して来ます。
このオリンパスのLE15Aは「これで良い」ですね。低域の下の方の強さが(重低音)がやはり必要です。オリンパスのシステムは8畳の部屋に置いていますので、この部屋ではそうボリュームが上げられませんが、音数も質感も私が持っているシステムでは一番のサウンドです。
一般の方の「オリンパス」のサウンドとは決定的に「質感」が違います。大音量でも非常に柔らかい音で耳当たりが良く、かと言って素晴らしく切れ込んでいきます。うるささは全く感じません。低音の「箱鳴り」も感じません。
この音の秘密は主に「専用トレール」と「Trail仕様#375」と「ルシファーケーブル」に尽きます。
特に「Trail仕様#375」の技術を獲得した為に「音数」や「質感」、「切れ込み」が違います。
#375が「吠える」、「飛んで来る」と言った独特の不具合を技術力で克服しています。これは所有する他のJBLシステムでも同じ事が云えます。
低音の鳴らし方は「トレール」でほぼ解決出来ます。中音のドライバーとホーンの鳴らし方はいろいろな実験の結果(実践経験)、「ドライバーとホーンは自然に振動させる」が基本です。
ゴールドウィングや#2350ホーンを鳴らしこむ時に、ドライバーの下に置き物を置いて高さを稼ごうとしたりしますと「ドライバーの音が死にます」。ホーンもバッフルに取り付けますと「響(余韻)がなくなってしまします」。
ゴールドウィングはハーツフィールドで使われていますが、バッフルに取り付けられていますので「響」が少なく感じます。
ドライバーとホーンの設置方法はHL88やHL90の様にドライバーのフランジ受けで専用脚を使うのが一番良いです。ホーンも「最小の点受け」が良い結果をもたらします。
#2350ホーンの設置でホーン両サイドをスペーサーで「点受け」しますと、HL-88の様な音の漂い方をします。ホーンとドライバーの設置の仕方ひとつで音の出方が大きく変わります。面白いものです。
最新のJBLでは「ホーン」が響かないように作ってあるので、古いユニットを使っているものから見ると扱いやすい「一体化デザイン」になっていると感じます。