一つには「リクライニングチェア」の導入が有ります。以前は聴きたくても「オフィイスチェア」では1時間が限界でした。「聴く姿勢」と言う「体力的」な環境も非常に大事です。
二つ目は「SPシステムは大掛かりであるがドライブ機器がシンプル」で機器のSWが3個で済むのです。CDPはSD-9500、ライントランス ST-5、プリ、パワーアンプの非常にシンプルな構成です。オリンパスシステムでは7個のSWを入れなければならない事と熱量の多さから、この時期は最悪の季節なのです。
三つ目は「ウーハーのパラレル化」の確認と表現力の豊かさです。
ウーハーの「パラレル化」は自宅でもやっていますが非常に有効です。お手持ちのSPで眠っているSPをウーハーとパラレルで繋いで音だしすると興味あるサウンドとなる事でしょう。
ツィーターやスコーカーは大きさの点から「定位」を合わせ易いですが、ウーハーは指向性が強く且つ置き場所も非常に「定位」に効いて来ます。色々と工夫をして見るのも愉しいものです。
頭の中だけで考えるのではなく「実践」して見ると「新発見」が有り楽しくなります。
SP-LE8TをD130×2発/chと組み合わせるとなかなか相性が抜群なのです。お互いの足りない所を補い合うサウンドとなり、密度が高くバランスの良い低音となります。
JAZZもクラシックもイージーリスンングもヴォーカルも何でもこなしてくれます。以前は「オリンパスシステム」を聴いてからすぐに聴くと「格落ち」の感じがしていましたが、今では「互角」かそれ以上の可能性を感じます。後はCDPとプリアンプのグレードを合わせればJBL3大ホーンシステムで1番のメイン機になると思います。
LE8Tを組み合わせてから端的に良くなったのは「ヴォーカルの定位と口の大きさ」です。#375+HL90の組み合わせではどうしても「ヴォーカルの口の大きさ」が大きかったのです。それが随分と小さくなりピンポイント化してきています。