Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

HARBETH H.L.MONITOR MK3 SPの思い出

2016年08月15日 | ピュアオーディオ


先日のスペンドールBC-Ⅱに続き、英国製のハーベス(HARBETH) H.L.MONITOR MK3と云うSPの思い出話。20㎝ウーハーがスケルトンで透けて見えます。箱の作りは非常に丁寧に良い材料で作られています。この辺はBC-Ⅱと遜色有りません。



内部の作りは上述の写真の様になっています。内部配線はオリジナル状態です。BC-Ⅱも似たような内部配線でした。ネットワークも丁寧に作って有り、CRパーツが整然と並んでいました。この写真を撮ってから内部配線とSP端子を交換しました。

オリジナルの状態では、内部配線がこの細さですから音数的にはまったく満足できませんでした。しかし、バランスの良いサウンドで、2ウェイながら高域が良く伸びていました。BC-Ⅱに比べると、パワーが結構ぶち込めて結構な音量で楽しむことが出来ます。生演奏の雰囲気はこのサイズですから難しいですが、国産の30㎝3ウェイのSPシステムよりまともな音がしていました。

オーディオを始めたばかりの方は、SPのウーハーサイズが大きい方が良い、2ウェイより3ウェイが良いと思いがちですが、「音楽性」と云う観点で選べば、国産の30㎝ウーハーを持ったシステムより、はるかに高い性能を持っています。聴いて見れば納得できます。

英国製のSPではタンノイの同軸SPユニットが有名ですが、他にもバイタボックスとか云うメーカーも有りました。CN191コーナーホーンやバスビンと云うトーキー用の大型ホーン型SPやバイトンメジャーと云うALTECのA7に似たSPも有りました。