Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

私のシステムで重要なツィーター

2016年08月09日 | ピュアオーディオ
私の三つのメインシステムでは、ウーハーとホーンを除けばほぼ同じユニットで組み合わせています。その中で中心的なユニットはJBL#375(2インチスロートドライバー)を初めとするJBLのオールドユニット達です。しかし、このままでは「弦楽器」や「ヴォーカル」等で「うるおい」がイマイチ足りません。それを補ってくれるのが「DECCA SW8」と云うツィーターです。



このDECCA SW8と云うツィーターは、沢山出回っているユニットではないので、集めるのに苦労しました。元々DECCAのリボンツィーターは以下の写真の様なタイプが一般的です。



このタイプは1970年代にユニット単体で販売されていたものです。これに対して「SW8」は市販ユニットとして販売されなかった様に思う。こちらのホーン型はなかなか鳴らすのが難しく(ホーン鳴き)、私も使いこなせませんでした





元々このユニットは、「マークレビンソン H・Q・Dシステム」のツィーターとして使われていたものです。レビンソンがDECCAに特注して作らせたユニットだと思っています。その為、数が少ないのだと思います。



カラーは現在二色確認しています。白と黒。オリジナルは「黒」だと思います。このツィーターは内部に7Hzのネットワークを内蔵していますので、他のSPシステムに簡単に接続して音を出す事が出来ます。このツィーターを使うと「低域」がより強くなります。個人的には「質感」が素晴らしいと感じて使っています。JBLのユニットと組み合わせると、「音に潤い」や「ウェットな質感」が得られ、弦楽器の「胴鳴り」を再現させたらトップクラスだと思います。それでいて音のキレが有ります。

サブシステムにも1セット欲しいと思っていますが、これ以上は欲張らない方が良いのかも・・・。見つけられたらぜひ手に入れて鳴らしてみてください。