Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

電源の安定化 (音質アップの基礎技術追求)

2016年04月28日 | ピュアオーディオ
理屈を積み上げて「音質追求」をして来たが、今でもはっきりしないのが「電源」である。

例えば各家庭の壁コンの場合、ブレーカーからオーディオ専用線を引いて来るぐらいは誰でも出来ると思う。専用線で壁コンを作ったから、「壁コン」から直接機器に接続すれば最短距離で一番いい音質がしそうである。しかし、実践で「伝送ロス対策」をした4口タップを使うとそれが逆転してしまう。壁コンから直接接続するよりタップから接続した方が「音質」が高くなる。理論的には「抵抗」が増えて「音質劣化」するはずであるが、実際には「逆転現象」が出てしまう。もっともどんなタップでもそうなるかと云うとそうではない。この辺が良く理屈の判らない処である。

私の電源対策は、

①ブレーカーから専用線(一般の配線)を引いている。
②電源トランス(約21Kg)と壁コン4口を内部で配線し特注の木箱に入れて使っている。それを4セットメインシステムに使っている。(16口)
③各機器への電源ケーブルは最高級クラスを統一して使っている。
④各機器にはすべてFXヒューズとフルテックのオーディオグレードヒューズを使っている。

②の電源トランスを使ったタップを使った時は、その音質効果は「音数の増加・音の厚み・立体感・音の密度アップ等」に如実に現れ「激変」した。もうこれなくして私のシステムのサウンドはないと思う。

しかし、やはり「理屈」が判らないのである。抵抗値は増えているのに「なぜ音質がアップするのか?」・・・自分なりに考えてみたが、「電位差」が関係しているのではないかと思う。電気は「水の流れ」と一緒で、「高い処から低い処に流れる」理屈と一緒ではないかと思っている。自作の電源タップは、「伝送ロス対策」として「低抵抗」の配線で作っている。

しかし、大元のブレーカーから壁コンを通って電源トランスに入って来ても、このブレーカーからの配線、電柱から引き込む配線は何も変わっていない。大元の配線にそれだけ余力が有ると云う事でなければ理屈に合わない。限界点が有るのかも知れないが、いまだその限界を見極め切れない。ただ「実践」でやって見ると極端に効果が出て来るところだと思う。まだ理屈で良く判らない処です。