Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

レイアウト(配置・セッティング)その② (音質アップの基礎技術追求)

2016年04月27日 | ピュアオーディオ
SPのセッティングには「原理」が有る。ただポンと置くだけではまともなセッティングとは言えない。その理由は、「SPメーカーがセッティングの原理を知らない」からだと思っている。出来た製品(SP)の理想的なセッティング等考えずに、安定して「座る」事や、「見てくれ」をメインにしている。現在でも「袴」や「スパイク」を取り付けたSPをよく見るが、「SP箱を自然に響かせる」原理から程遠い設計である。SPメーカーの怠慢だと思う。

結局「原理」を無視した設計である為に、床面への振動伝播を助長して、出て来るサウンドエネルギーを音変換せずに振動エネルギーとして放出している。「部屋鳴り」はその典型的なもので、「部屋の強度」とも絡んでくるので、ユーザーに責任転嫁しても判り難い処でも有る。

SPのセッティングでは「如何に床面への振動伝播を減少させるか?」が一つの命題として出て来る。その簡単な答えは「振動吸収」や「極小化」の手段である。頭の中で考えれば簡単だが、それを具体策に実践する事はチョッと大変な部分が有る。それでも考えてやるのが「オーディオマニア」だろう。「良い音質」を求めて追及するのがオーディオマニアだと思う。