Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

 「ソース機器編」 (音質アップの基礎技術追求)

2016年04月24日 | ピュアオーディオ
「音質アップ」と簡単に言うが、そもそも音質アップとは?何がどうなる事なのだろうか?。周波数帯域が拡大する事もその一つかもしれないが、それはユニットの特性に大いに影響される。それだけが「音質アップ」とは言えない。長年「音質アップ」とは?を自問して来た。その回答が漸く判りかけて来た様に感じる。

自分なりに「音質アップ」とは・・・と云おう命題に一つの回答を得たように感じている。それは「音の密度」(音数・情報量)で有ろうと思う。「ソースに入っている情報をすべて出し切る事」だと思う。大概の方はソースには入っている情報の1~2割しか出せていないのではないか?

例えば「CD」を例に取って見よう。CDはCDP(トランスポート+DAC)で読み取ってプリアンプに送り出している。元々機器の作りや精度にグレードの差が有る。これが高級機程「情報量」が多い傾向にある。自分でも何種類かのハイエンドのCDPを使って見たが、一般のCDPとはチョッと比較するのが嫌になるほど違う。しかし「トランスポート」としての「読み取り性能」にはたぶん大きな差はない。差が有るとすれば「DAC」の出来の差だろうと推測している。

「DAC」は日進月歩の進化をしているが落とし穴も有りそうだ。サンプリングレートが上がり、24bit190Hzなどの音を聴くと、「音数」が増え繊細な音まで聞こえる。しかし、「音の線の太さ」がおかしくなってくる。それが故に私は古い16Bit機を使っている。この辺は好みが分かれる処である。CDPは出来ればトランスポートとDACが別々に使える機器を選択する事が良いと思う。後日DACを交換するだけで最新の機器にする事が出来ると思うから。

ソース機器の「音質アップ」に私は以下の点を必ず実施している。

1)電源ケーブルを最高級品にする。・・・機器の性能は電源ケーブルの質で決まるから。
2)ヒューズ交換・・・一般的なガラス管ヒューズをオーディオグレードヒューズクラス以上に交換する・・・音の密度(情報量増・滑らかさ増・音のバランスが良くなる)が必ず上がる。
3)最高級のラインケーブルを使用する。・・・プリアンプまでに入っている情報をすべて送り出せなければ、それ以後の機器で増幅しても「ないモノはない」のである。
4)セッティング対策をする。・・・機器が安定して動作出来る様に「振動を受けにくく」する事(振動対策)・・・読み取り性能に効いて来る。CDPの回転軸を垂直方向にする事。

基本的に見える部分ではないが、見えない部分にこそノウハウが一杯ある。