Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

レイアウト(配置・セッティング)その① (音質アップの基礎技術追求)

2016年04月26日 | ピュアオーディオ
次はレイアウト(配置・セッティング)について。

まずはSPの配置ですね。SPは部屋の隅に配置するより約50㎝位以上は離して設置したいですね。部屋に対して「縦長配置」よりも「横長配置」の方が、「音の広がり」の面で優位に有ります。しかしその分「ニアフィールドヒアリング」になりますので、出て来るサウンドの「粒子」を出来るだけ小さくする必要が有ります。(音質アップが必要)聴く音量や、SPと向き合う高さ等、横長配置に出来ない時も出て来ます。(例えば聴取位置からSPを見上げる様な配置は落ち着きませんし、耳の高さの上から音が降り注ぐようでは、正常な音場表現とは言えません)

次にアンプやソース機器のレイアウト。何処に設置するか?は各人の理由や部屋の関係も出て来ると思いますが、少なくとも「プリアンプ」を身近に設置したいですね。現在はリモコンが有りますので、フロントの方が良い場合が有ります。

よく雑誌とかを拝見すると、「SP間にアンプを並べてある」のを見かけます。場所的にその位置が悪い訳では有りませんが、SPの振動を受けない様に対策する事が求められます。例えば60Kgを超える重量級のアンプだからと云って、そのままポンと置いて有るのはあまり感心しません。振動を吸収する様な対策が有ればもっとクッキリしたサウンドになると思います。

振動対策と云えば、その発生源であるスピーカーへの対策は非常に重要です。方法は色々ありますが、特に「低域」の振動伝播を防がないといけません。重力に引っ張られて「下に下に・・・」と伝播して行きます。一番良いのは「吊り下げ」が良いと思いますが、この方法は「安全」面であまりお勧めできません。また「部屋の壁をバッフル」にして使うのは、強度不足で部屋鳴りをし易いのでお勧めしません。ここは素直に一般的は「箱スタイル」のSPが無難と思います。

続く。