今回の焦点は、新アリーナ建設を前提とした、座席数拡大にまつわる調査予算2000万円でした。
この間、機会あるごとに新アリーナ建設について、周りの皆さんのご意見を聞いてきました。たくさん集められていた署名には敬意を表しつつ、私の周りには圧倒的に反対の方が多かったです。なお、熱心にプロスポーツについて考えておられたり、コンサートへの期待を持つ方もおられました。
自省をこめてになりますが、今回のアリーナ建設に向けての岡山市の進め方には丁寧さが足りなかったと思います。
経済界の声があがってから、議場での論戦や調査のなかでのスポーツ関係者へのアンケートはありましたが、有識者の会、市民ワークショップ、パブリックコメントなど、市民の声を聞く機会はありませんでした。大きな額の事業なのに、どうしたことかと。
また、建設候補地となっている「北長瀬みずほ住座」跡地も市民の大切な財産です。直接的には操車場跡地ではありませんが、それにつながるものとして、ゾーニングもされていました。この土地もどんな使い方が岡山市に望ましいのかという検討は必要でした。
市長は、所信表明で、「とりわけ若い世代の皆様に、ともに感動を分かち合い、岡山への愛着や誇りを育んでいただく場所として、必要なものだという認識に至りました」と述べられています。議会に20代の若者議員が3人いますが、今回、全員が反対でした。
大きな箱物なので、子孫にマイナスの遺産を残すのではという声は多かったです。20代の皆さんが30年経っても私の年齢にはなりませんが、大丈夫だよというデータは、私には読み取れませんでした。
また、税金を使うのなら、生活にまつわる他のことにという声も多かったです。
私も含めて反対は9人。議案としては採決されましたので、前に進んで行きます。
陳情では、*議員の質問時間をもっと長くすること、*市民による本会議の撮影や録音を自由にすること。というものがありました。前の期に、質問時間短縮と、撮影規制決定が行われたものへの陳情です。
内容は、6.19の議運報告に少しくわしく書いていますが、賛成は「みらいえ」と共産党のみで9人。残念ながら不採択です。
市民に開かれた議会は、市政のベースになります。きちんと議会をみてくださっている市民の方に感謝しました。
日曜日の夜から体調を崩して、6.24は家からzoomで会派会合に参加。スイカなら食べれると近所のスーパーに買いに行きました。
入口にあるベンチに座り込み、普段は思いもしなかったベンチの存在に感謝をしました。歩いてきて、ここで少し休憩をされる方があるのかもしれませんね。なるほどと。
睡眠時間を確保して、少しゆっくり過ごしており、アップが遅れました。