4.24、鏡野町臨時議会で、新型コロナウイルス感染症対策として、プレミアム商品券の発行が決まったということです。
今、第1番目にすることが商品券の発行なのか。なんであるのか。鏡野町議・光吉ひとしさんのアップをシェアします。
◎ 鏡野町議 光吉ひとしさんfacebookより
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昨日(4.24)岡山県北(津山市)でも、ついに新型コロナウイルス感染が確認されました。
その同じ日、鏡野町では随時会議(臨時会議) が開かれ「消費喚起、景気下支え、生活応援」策として、プレミアム商品券の発行が決まりました。
7月の発行を目指し、2億5千万円をかけての事業です。当初予算120億円の町としては、大きな事業になります。
色々と考えましたが、私は反対しました。(町議会は7:5で可決)
質疑、討論を通して、下記のことを主張しました。
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コロナ対策の全体像が見えない中で、プレミアム商品券が突出していることに違和感を覚えます。
出歩くなと呼びかけ、東京都知事は買い物は三日に一度といっている時に、商品券を発行するから買い物せよというのは矛盾しています。
熊本市も発行するようですが、終息後を見据えて、終息後すぐに動き出せるように準備するとのことです。発行の時期が悪すぎませんか。
そして何より言いたいのは「命を守るのか、経済成長なのか」ということであり、経済よりも命を優先すべきだということです。
命と経済の二兎を追うべきではありません。
本来は、国の十分な休業補償を前提として、医療や日用品の供給などの、人々の生活を維持するための最低必要な分野以外は、経済活動を全面的に一時休止すべきなのです。
行政はまず、命を守ることに力を注ぐべきです。
そして本当に困っている人に届くような施策を打つべきです。
この社会を維持するために、自分自身が感染するかもしれない、家族にうつすかもしれないという恐怖と不安を抱えながらも戦っている医療現場の人に、必ず濃厚接触になるにもかかわらず頑張っている子育てや介護などの現場の人に、届く政策が求められています。
幸い、鏡野町ではまだ感染者は出ていませんが、遠くで暮らす子や孫のことを案じている人たちの心に届くような政策が求められています。
それは今、プレミアム商品券ではありません。
商品券は対策の第一弾であり、今後第二弾、第三弾を打ち出すということです。
それは歓迎し、議会としても提案、提言をしていきたいと思います。ともに知恵を出し合い、難局を乗り切りましょう。
最後にプレミアム商品券の制度設計においても、本当に必要な人に、使って欲しい人に届けるために工夫はいくらでもできます。
その工夫のためにも、今日、決するのではなく、立ち止まって考えることが必要であり、この補正予算には反対します。