議会運営委員会で残念な方向づけが行われました。来年の選挙後の市議会運営で、本議会の個人質問日程の削減が行われたのです。
羽場議員のアップをシェアします。
私は現行通りでいいと考えていますが、例えば、予算審査をする2月議会と決算審査をする9月議会では、個人質問は現行の5日間から2日間、3日間と大幅な縮減です。
委員会を傍聴した友人たちからは、「何が話されているのか分からない」と言われました。
•なぜ縮減をしなければならないのか。•何を根拠にこの日程の数字が出されてきているのか。
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私は、今回の進め方がそもそもおかしいと思います。これまで議会改革の討議は、議長が検討会議に諮問をして、検討会議でオープンに討議。議長にその報告をし、議会運営委員会で審議•決定をしてきました。
今回は、検討会議は持たれませんでした。そして、議員同士の討議は非公開の勉強会で重ねられてきたのです。なぜ非公開にしなければならないのか。決定をするときにだけ、オープンの議会運営委員会をもちました。すべてをオープンにすべきです。
できるだけ傍聴者に、議論の過程がわかるよう努力はされていましたが、十分に伝わるものにはなりませんでした。
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議会改革はこれまでも継続的に取り組まれてきたことであり、議会基本条例も作ってきました。今回は、予算•決算委員会の持ち方と、職員の働き方改革が契機だったかと思います。
後者については、この間、質問原稿の出す期日や時間などの協力をしてきたと思います。前者も後者も個人質問の時間を確保しつつ行うことだと考えます。
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私は、市民に開かれた住民参加の議会こそ、議会を活性化させ、市民目線の市政運営につながると考えています。
個人質問は、市民の意見を反映できる大きな場です。一人会派であろうと、市民に付託された議員の一人です。今のように、同様に発言できる機会が必要です。
この間、コロナ対応への職員への配慮で、10分間、15分間という質問時間を体験しました(現行は20分間。私が議員になった時は30分間)。質問項目は私には2つが限界で、今、したい質問を削らざるを得ませんでした。
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少し長くなり恐縮ですが、早稲田大学マニフェスト研究所は毎年、議会改革度調査を行っていますが、その3つの柱の一つに、「住民参画」があり、設問は次の通りです。
住民は、•会議に傍聴参加することができますか? •会議に参加し発言することができますか? •会議に参加し議員に発言を求めることができますか? •議会の会議以外にも、議会に参画できる機会や制度はありますか?
議会として、主権者教育・シティズンシップ教育への貢献活動を行っていますか?
住民が議会に「住民参画」し易くなるため、工夫している点や特徴的な取組はありますか?
岡山市議会の様子はどうでしょうか。議会報告会ですら1度もたれただけです。好評でした。私はこうした議会改革を進めていく必要があると思います。
傍聴に来られた皆さまに感謝します。
こんどは、11.11ですが、残念ながら勉強会で非公開です。今回の決定をもとに、どう具体化できるのか。質問時間や回数などの検討になると聞いています。
皆さま、委員会•本会議の傍聴にいらしてくださいね。出来るだけお伝えします。
* 羽場議員のFacebook投稿です
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今日の議運で、懸念していた質問削減案が決められてしまいました。自民党政隆会、自民党新生会、自民党市議団、公明党、創政会の賛成、共産党の反対という結果です。私のところは、残念ながら正会派でないので議決権無し。こんな状態で、議会の改革なんて本当にできるの、と言われそうです。これまで勉強会と称して市民の前で議論せず、最後だけ公開してこのような結論を出すのはどうしても納得できません。
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