8月15日。私は毎年、長泉寺(南方)で平和への梵鐘をつきます。16回目です。今年は、本堂では、スティーブン・リーパーさん(広島平和文化センター理事長)のお話がありました。会えてよかった。
戦争文化から平和文化へ構造を変えないといけない。そのために、今、日本は、人類史はじまって以来、日本にしかできない重要なボジションにいる。唯一の被爆国、3.11。また、核産業の中心的な存在であるということも。私たちは、誰一人も、自分だけでは解決できない課題に直面している。力をあわせて、核廃絶(核兵器も原発も)を実現させようと。リーパーさんは世界的に核廃絶にむけて活動を進めていらっしゃいます。
質疑のなかで、リーパーさんが、1954年に台風で多くの犠牲者を出した洞爺丸事故でお父さんを亡くされたことを話されました。そういえばと、私が子どものとき、私の両親(家はキリスト教会)から、宣教師の人が女性に、「私はイエス様に出会っている。あなたは助かって、教会にいってください(というような話だったと思います)」と救命具を渡して亡くなった話をふと思い出しました。リーパーさんのお父さんです。子ども心に、印象に残っていたのでしょうね。
私は平和が暮らしのベースだと、2007年に議員になってはじめて視察を行ったのが広島市の平和行政でした。対応してくださったのは、「広島平和文化センター」所属の広島市職員。広島市から世界を動かさんとする気概に感銘を受けたものです。この年の春にリーパーさんが理事長になられていました。
写真は長泉寺本堂にて。機会があれば、リーパーさんの話をお聞きくださいね。
それから、岡山市平和空襲資料館に。お盆だからこそ来られる人もいるそうで、お盆中はあけておられるとのこと。この秋、デジタル・ミュージアムに「(仮称)空襲資料館」がオープンするので、多くの展示物が移動。その前にこの資料館は閉じられることになります。
夜には、町内の精霊流し、御津での盆踊り。盆踊り、踊りの選曲や催しに、それぞれに地域らしさがあって、楽しいです。ここは、子どもたちへのお菓子投げやビンゴゲームも。