「第17回足守地区の幼稚園、小学校及び中学校の在り方を考える会」を傍聴しました。
今後も協議をしていくということで、3小統合、中学校と一体的に施設を整備するという考え方に基本的にまとまった……のかどうか。「小中一体型施設整備」には、保護者・地域の皆さんは多くの不安を持ち、幾つかの条件・要望を持っておられます。地域の皆さんには、「○○という条件が整ったら、賛成してもよい」という想いがあるのですが、いろいろと難しい面があるようですが、前段が協議されるような進め方にはなっていません。とはいえ、その考え方に沿って、今後は具体的に話が進められていきます。
体制・教育内容についての具体的なところは、基本的な考え方に合意ができ、学校に入ってもらってからでないと難しいということでした。教育委員会としては、「一貫教育、一体型施設」はメリットが多く、地域の方にとってもチャンスということでしょうが、具体性にかけ、不安感を拭う説得力をもたないのでしょう。これから行われていくわけですが、小中一体型の整備は、市内初(のみならず県内初)の取り組みでもあります。地域の皆さんが納得できる進め方、不安を拭うことができる工夫・配慮を最大限にする必要があります。
小中一貫校をホームページで見る限り、施設も体制(小中学校の9年間を4-3-2の節に分けた教育課程編成etc)についても、様々です。また、足守地区の場合、足守小学校は統合に合意していませんから、他の3小が統合で、中学校から足守小卒の子どもが入ってきます。
元々、複式解消が地域の皆さんの願いなわけですから、「一体型」ありきではない、話し合いの仕方が必要であったのではないかと思います。教育委員会が示した今後のスケジュールをみると、非常にタイトです。「一体的整備」についても、共通理解ができていません。ていねいな話し合いが必要です。