女子プロボクシング世界戦が中止となった妹ですが、世界戦を観戦しにメキシコに発ちました。妹のそんなしなやかさが強さですね。きっとたくさんのことを学び、つかんで帰ってくることでしょう。いってらっしゃい(^^)//。
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今日は、DV被害者をサポートする人たちが集まった養成講座。魅力的なダブル恵子さんによる、お話が丸一日。つい、一週間前に行ったダブル前市長さんの講演もよかったけど、こちらも期待通りで、お二人の話が身にしみて入ってきます。全国シェルターネット代表理事の近藤恵子さんは基礎を、理事の大津恵子さんは外国人女性にまつわることを話してくださいました。
近藤さんのお話に“当事者主義”というのがあり、これは多数決原理の民主主義を補完するものだと。自分の自立支援プログラムを自分でつくり、それが政策提言の舞台に出てこないといけない。私も常々そう思っています。DV被害者支援がそれにすっぽりあてはまりますが、大津さんが話されたDV被害(夫がビザ更新の協力をしない)でオーバーステイになって、逮捕された外国人女性と関わり続けた話は端的な事例でした。「私は何も悪いことをしていないのに…、なぜ?」。今は皆さんの努力のなかで、オーバーステイについては人権擁護の立場が優先されています。まだまだ法律や制度からこぼれ落ちているDV被害者の権利が獲得されていかなければなりませんね。
とはいえ、まず一番大切なのは〈安心〉。日常的にサポートされている皆さんのお仕事を改めて学び、皆さんのご尽力に改めて敬意と感謝を感じました。