今日から、男女共同参画・次世代育成調査特別委員会の視察です。初日は、札幌市若者支援総合センターです。
引きこもりやニートから一歩出た人がどこに行けばいいのか。20歳をこえて仕事がないと、収入も人との出会いもなく、何重苦にもなるが、どこの支援機関にもフィットしなかった。このセンターでは、継続相談とあわせて、センター内にある「さっぽろ若者サポートステーション」による、就労準備に向けた様々なプログラムが用意されていました。
先ず、自分と同じ境遇の人がこんなにいるのかと知るだけでパワーが出て、その中から就労する人が出ると、エールと叱咤激励になると。プログラムは、仲間たちとともに育ちあっていくものが多いです。
ジョブトレーニング中の若者が、これまでのこと、今、思うことを、誠実に話してくださいました。ブランクができた人に対してケアされる環境があれば、自信がつけられ、働いていくことができる。 先ず、守られているなかで、安心して働いていくことができる場が増えてほしいと。
また、サポートステーションは、定時制の大通高校に出かけ、学校との連携で、若者が孤立する前に、生徒一人ひとりの課題に応じたサポートを行う事業にも取り組まれていました。
このセンターは、昨年度、札幌市で策定された若者支援基本構想に基づいてオープンしたものです。あわせて、市内に、若者活動センターが5館スタート。財団法人札幌市青少年女性活動協会への指定管理ですが、団体の良さが生かされています。若者に対しての、ゆっくりとした雰囲気、構えがいいなぁと感じました。
写真は、関わった若者たちが作成した、センターの紹介DVDを見させていただいているところです。コーディネーターの方は、上手に一人ひとりの力を発揮させておられますね。