今日から市民ネットの会派視察です。
初日は、「那覇市母子生活支援センターさくら」にうかがいました。
那覇市には母子生活支援施設がなかったため、市民の皆さんからの強い設置要望のなかで、平成15年に開所しました。社団法人那覇市母子寡婦福祉会に委託、平成18年度からは指定管理者としての管理運営になっています。
定員20人で、平成25年には月平均18.4人。常勤職員は11人で、母子自立支援員、少年指導員など、それぞれに必要な専門職を配置していらっしゃいます。宿直スタッフは別途いらっしゃって、警備には警備会社を使っておられます。病後時保育、ショートステイ事業もしていらっしゃるので、看護師・保育士も非常勤で配置しておられます。
「さくら」では、保育園と児童クラブも行なっておられて、お母さんは安心して、就労準備や仕事をすることができます。以前は地域の方にも開いておられましたが、本体の母子施設でのニーズが高くなり、今は地域の方には休止していらっしゃいます。もちろん、家庭の状況に応じて、希望する地域での保育園や児童クラブも利用されます。
利用期間は2年間ですが、更新もできます(岡山市は6ヶ月)。平均すると在所は2年近く(岡山市はH24は3ヶ月)ということ。多いのはDVによる入所。センターに来てよかったのは、資格取得とあります。岡山市は土日や夜間には職員配置がありません。「安心」の提供。そして「自立」とは何か。岡山市は改善が必要です。